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キーの用意なしでSteamでのテストプレイが可能に―「Steam Playtest」正式リリース

Steamキーを配布することなく、プレイテストが行える「Steam Playtest」が正式にリリース。地域別の負荷テストなどにも活用できるとのこと。

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キーの用意なしでSteamでのテストプレイが可能に―「Steam Playtest」正式リリース
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Valveは、全てのゲームデベロッパーがSteam内でプレイテストを無料で設定、実施可能な新機能「Steam Playtest」を正式リリースしました。この機能により、デベロッパーはテスト用のキーを準備したり、外部のメーリングシステムをしたりすることなく、プレイヤーをゲームに招待してテストを実施することが可能になります。

本機能は、2020年11月にベータが開始されたデベロッパー向けの新機能。これまでデベロッパーがSteamでゲームのテストを行う際には予めSteamキーを準備し、メールやクローズドなコミュニティを形成してから対象者に配布する必要がありましたが、そうした手間を省き、参加人数や地域、開催期間などを全てSteamworks上で管理することが可能になります。テスト実施の簡略化はもちろん、ベータテストで重要な地域別の負荷テストの確認などにも利用できるということです。

プレイヤーがテストへの参加を希望する際は、対象ゲームのSteamストアページからリクエストを送るのみで完了。デベロッパー側はSteamworks上で全応募者をテスト対象にすることも、人数を制限してテストすることもでき、その期限や参加者上限の変更なども行えます。なお、従前どおりSteamキーを利用してのテストも可能ということです。

本機能ではメインゲームと関連付けられた子アプリIDを使用するため、メインゲームのウィッシュリスト、プレイ時間、またユーザーレビューへの影響はありません。具体的には以下のような特徴があります。

  • ゲームをウィッシュリストに追加している顧客がプレイテストに参加したり、参加するのを止めたりしても、ウィッシュリストへの影響はない。

  • プレイテストに参加しただけの顧客は、実際のゲームのレビューはできない。

  • Playtestでの顧客のプレイ時間は、Steamの返金ポリシーや、プレイヤーが実際に購入したゲームに対して返金を受ける際に影響しない。

  • Playtestでの顧客のプレイ時間は、トレーディングカードの獲得や実績のアンロックには影響しない。

また、Playtestアプリ専用のコミュニティハブも準備されるので、個別のイベントやお知らせの投稿も可能になっており、プレイテスト更新時の通知や、スケジュールの変更、特定タイミングでの負荷テストを告知するタイミングで活用できるとされています。

「Steam Playtest」はデベロッパー、プレイヤーともに無償で利用可能です。あくまでテストのための機能ということでデベロッパーは本機能を通じてのマネタイズはできません。

《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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