Valveは、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」の大幅クライアントアップデートを実施しました。
あの機能やこの機能、アプデ後はどこからアクセスできる?
Valveはこれまでベータでのクライアントテストを行っていましたが、この度正式にリリースされました。このアップデートではクライアントのレイアウトや機能が大幅に刷新されており、ガラッと見た目や機能が変わったものも存在します。
まず、通知画面が非常に見やすくなりました。これまでの通知はフレンドリクエストやコメントなど、クリックして別画面に遷移するという形が取られていましたが、右上の通知ボタンを押して開けるウィンドウで一括確認できるようになります。また、ウィッシュリストのセール情報もここから確認できるようになっています。
クライアントの設定は「Steam」「表示」タブの両方からアクセスできましたが、アップデート後は「Steam」タブからのみアクセスできるようになります。設定内の項目もいくつか追加されており、ストレージタブからインストール済ゲームの管理がしやすくなったり、コントローラーの設定が見やすくなったりと大幅な改善が見られます。
コントローラーでの操作に最適化された「Big Pictureモード」は、Steam Deckと同等のユーザーインターフェースを備えたものに変更されました。
ゲーム内オーバーレイ機能も刷新され、メモやWebブラウザをゲームしながら見ることができるようになりました。ダンジョンRPGでのメモ取りや、格闘ゲームのトレーニングモードでコンボやコマンドを表示するなど、使い方は様々です。メモはクラウドに保存されるので、デバイスを変えても継続して閲覧できます。
スクリーンショットマネージャーも機能自体は大幅に変わらないものの、レイアウトが見やすくなり、大きな画面でプレビューできるなどわかりやすく改善されました。
サウンドトラックはこれまで別ウインドウで再生されていましたが、今回からはクライアントと一体になり、操作しやすくなりました。再生中は別のページに移っても、クライアントの右上から再生時間や再生/停止などを操作できます。
以上のように、Steamクライアント上に最近では最も大きい刷新が訪れました。全体的に非常に使いやすいように改善されているため、各種機能をより使いこなせるようになりそうです。