架空のベトナム舞台のPvE脱出シューター『Incursion Red River』はカジュアルな遊びやすさが魅力!早期アクセスゆえのコンテンツ不足は今後の展開に期待【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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架空のベトナム舞台のPvE脱出シューター『Incursion Red River』はカジュアルな遊びやすさが魅力!早期アクセスゆえのコンテンツ不足は今後の展開に期待【特集】

マップで探索・戦闘して装備やアイテムを稼げ。ミッションをこなせ。脱出せよ。

連載・特集 プレイレポート
架空のベトナム舞台のPvE脱出シューター『Incursion Red River』はカジュアルな遊びやすさが魅力!早期アクセスゆえのコンテンツ不足は今後の展開に期待【特集】
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Games Of Tomorrowは、PvE脱出シューター『Incursion Red River』をPC(Steam)向けに2024年4月11日早期アクセスでリリースしました。

本作は、ソ連の支援を受けてアメリカとの戦いから国を守ったという、架空の歴史を歩んだベトナムが舞台です。ソ連の崩壊と共にベトナムは情勢が不安定となり、中国の支援を受けた共産主義統一党が発足。対抗するようにアメリカの支援で民間軍事会社(PMC)が介入、今や混迷を極めた状態になっています。

プレイヤーはPMCの契約兵士となり、さまざまな依頼をこなしながらお金や装備を揃えていきます。本作は対人要素のない純粋なPvEシューターなのが大きな特徴。ソロプレイもしくは最大4人で協力しながら、さまざまなミッションを達成したり、基地を探してより良いアイテムや装備を探して脱出するのが目的です。

本稿では『Incursion Red River』のプレイレポートをお届けしていきます。

ゲームの基本は生きて帰ること!

現在早期アクセス中の本作では、ひとつのマップでプレイ可能。拠点にはミッション受諾や買い物、出撃が選べるターミナルPCと装備用のスタッシュ、シューティングレンジの3つの施設があります。初期段階で最低限の装備とお金が用意されているため、ある程度は好きな装備に変えることもできます。

本作のゲームルールは非常にシンプルで、マップ内を探索して脱出することです。施設内の箱や倒した敵からはアイテムを入手可能で、タクティカルベストやバッグの容量が許す限りは持ち帰ることができます。ただし、レイド中に死んでしまったらすべてを失ってしまうため、何よりもまず生き残ることを考えなければなりません。

拠点で受けられるミッションには3つのPMCから「指定場所にジャマーを仕掛ける」といった依頼のほか「ヘッドショットで敵を5人倒す」などのチャレンジもあります。クリアすることで報酬や評判を獲得し、Tierが上がればトレーダーから購入できる装備やアイテムの種類が増えていきます。

使用できる武器は「AK-74M」「M4A1」「MP5」「MP5」「GLOCK」「BENELLI M2」など、現実の武器が多数登場。もちろん武器用のアタッチメントパーツも豊富で、細やかなカスタマイズにも対応しています。パーツの交換は基本的に拠点のみでできるので、レイド中に見つけたら持ち帰りましょう。倒した敵の銃からパーツを抜き取ることもできますよ。

ゲームシステムやカスタマイズ、評価など多くの面でオーソドックスな脱出FPSの基本的なルールを踏襲しています。ただし、ゲーム内にチュートリアルがほとんど無いので、このジャンルを遊んだことがない人は少々戸惑うかもしれません。

カジュアルに遊びやすい脱出FPS

マップ内には多くの施設や基地があり、それぞれのエリアはAI兵士が巡回して守っています。兵士の感知能力はそれなりに高く、かなり離れていても油断すれば見つかって攻撃されてしまいます。なるべく物陰に隠れながら移動する、しゃがみやスニーク、リーンを駆使するなど、慎重な行動が大切です。

今のビルドでは敵兵士はあまり効率的な距離の詰め方をしてこないため、もし見つかってもダッシュで離れれば対処しやすい印象です。ある回で筆者は複数の兵士に見つかり、慌てて見張り塔の上に逃げ込んだのですが、敵兵士の多くが周囲の物陰で警戒し続ける状態になり、簡単に上から倒すことができました。

また、どうしてもマップ内に敵の兵士の数が少なく、巨大な施設でも数人倒せばある程度の安全を確保できてしまいます。ゲーム内では最大で3種類の中が装備できるのですが、現時点でほとんど弾薬に困らない状態が多いので、出撃時にそこまで重武装は必要ありません。あくまで敵の銃を持ち帰るためのスロットとして活用しましょう。

脱出は、規定のポイントまで向かえば自動的にカウントダウンがスタートします。レイド中はいつでもタブレットを参照可能で、マップやミッションを確認できます。脱出ポイントはマップ内に複数あり、時間によって今使えるポイントが変化していきます。

脱出のカウントダウンは10秒。

ちなみにマップには昼夜の概念はありますが制限時間がないので、自分のペースで急がずにプレイ可能です。PvEであること、簡単にプライベートサーバーへの切り替えができることで、ソロプレイでもフレンドとのマルチプレイも楽しみやすいですし、もちろんオンラインユーザーと野良で組むこともできますよ。

製品版に向けてコンテンツ充実を期待したい

本作は、脱出FPSジャンルのゲームとしてカジュアルに遊びやすいのが特徴です。回復アイテムもペインキラーがあれば済みますし、アイテムも大きく武器・装備・ジャンク品くらいのカテゴリーなので、レイド中も取捨選択に大きく悩むことはありません。

もちろん、もっと大きなバッグや良いベストがほしい!といったアイテム掘りも楽しめます。PMC評価を上げなければ買えないものも多いですが、欲しいものを持っている敵がいたら奪ってしまってもいいのです。ただし、現時点のビルドでは壊れた装備品の修理は実装されていません

ルートできるボックスの位置は、ほぼ固定のようです。

マップ数やミッションの種類など、早期アクセスゆえにまだまだコンテンツ不足を感じることは否めません。しかし、FPSとしてのシステムはまずまず整っており、ゲームとしても十分遊びやすい作品です。PvEで遊べることで、脱出FPSとしても間口は広いと思います。

早期アクセスはおよそ2年間を予定しており、製品版に向けて武器やミッション、ロアなど多くの面でコンテンツの拡充が行われていきます。ロードマップも公開されており、アクション面やAI挙動、建設物などもよりブラッシュアップしていくということです。


『Incursion Red River』は、脱出FPSとして『Escape from Tarkov』などのタイトルの影響も見られますが、多くのシステム面でカジュアルに遊びやすく作られた作品という印象です。敵地に潜入して、アイテムを取捨選択して、脱出して、稼いだお金や装備でまた出撃するというサイクルを気軽に楽しめます。

一方で現状でかなり不具合もあるようで、ミッション目標が達成できない、スタックして動けなくなる、ゲームが起動しなくなるなどの報告も行われています。メモリ消費を含めゲームも決して軽いとは言えず、使用しているPCスペックによってはグラフィックオプションなども細かく設定したほうが良さそうです。

バッグにバッグをいれることももちろん出来ますよ。

なお、ゲーム内でチームキルにデメリットがないため、仲間を殺して装備を奪うプレイヤーなどもいるようです。筆者は幸いまだ出会っていませんが、プレイの際は気をつけたほうが良いかもしれません。

早期アクセスなのでどうしてもコンテンツ不足なことは否めませんが、気軽に遊べる脱出FPSとして今後に大きく期待したい作品です。



マイペースに遊びやすいPvEでの脱出FPS!製品版に向けてのコンテンツ充実を楽しみに待ってあげたい作品スパね!




タイトル:Incursion Red River
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2024年4月11日
記事執筆時の著者プレイ時間:6時間
価格:1,900円

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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