本ページにて7月20日より公開していました漫画『百万回乙った夢女子』(作:田澤類)につきまして、不適切な表現が含まれておりました。編集部では内容を鑑みて、7月23日より該当の漫画を非公開としていました。経緯と不適切な箇所は以下となります。
作品の制作プロセスと問題点について
7月20日、21日に掲載された『百万回乙った夢女子』は、恋ヶ窪姉妹を主人公として、夢女子である姉とゲーマーで腐女子である妹との日常を描いた作品でした。
本作は、現実に起こっているゲーマーコミュニティの出来事や、作者の知人や家族からインスピレーションを得て、編集部とともにキャラクターや物語を組み立てる作業を行なっておりました。また、できるだけ現実の事象を作品内に落とし込んでおりましたが、そういった中で、読者様のご指摘によって、従来の引用の範囲を超える表現が確認されたことや、作者が意図していない伝わり方をする表現があったため、作品を一時的に取り下げ修正することといたしました。
不適切な箇所と対応について
実在のSNSユーザーのアイコンやユーザーネームを想起させる作中の表現について
当該のSNSアイコンの引用元が私人である特定のSNSユーザーのアカウントであったため問題であると判断いたしました。この問題につきましては、ネームチェック時に編集側で当該アカウントを把握できておらず、オリジナルであると認識してチェックを通過してしまったことが原因となります。本表現につきましては、当該アカウントのユーザーへ謝罪し、全体的に修正いたしました。
本作品における表現について
本作は恋ヶ窪姉妹というフィクションのキャラクターを主人公とした物語でしたが、作品タイトルで「夢女子」を使用したことで、まるで「夢女子」全体が恋ヶ窪姉妹のような思考であると印象付けてしまったこと、作中のキャラクターのやりとりに関して本来の意図とはことなる伝わり方をしてしまう表現がふくまれておりました。本作は作者やそのパートナーをモデルとしてキャラクター構築を行なっておりましたが、いただいたフィードバックをもとに、より恋ヶ窪姉妹というキャラクターが魅力的になるように修正し、タイトルも『恋ヶ窪姉妹のゲーム日記』に変更いたしました。
また、本エピソードはフロム・ソフトウェアより発売されている『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』のユーザーコミュニティで巻き起こった、キャラクター絵のない登場キャラクターの二次創作ブームからインスピレーションを受けた物語を軸としておりました。
今回、漫画表現として引用元をわかりやすくするために引用元にデザインを非常に近づけたことも問題だったと考え、IPとの距離感をもう一度検討し、異なるデザインに変更いたしました。