『Mass Effect』ディレクター設立の開発スタジオが閉鎖を発表、「まったく新しいSF世界」を見ることは叶わず

『Mass Effect』三部作のディレクターとして知られるCasey Hudson氏が、2021年6月に設立したカナダのゲーム開発スタジオ「Humanoid Origin」の閉鎖がLinkedInで発表されました。

Humanoid Originは2022年3月、「まったく新しいSFで、キャラクター主導の物語」に焦点を当てたマルチプラットフォームのAAA作品に取り組んでいることを発表していましたが、LinkedInの投稿によれば「予期せぬ資金不足による」スタジオ閉鎖を、11月26日未明に従業員に伝えたとのこと。

現在は従業員の再就職に注力

また、「私たちの新たなSF世界を完成させられなかったことは残念でなりません。しかし、現時点で最大の関心事は従業員の再就職サポートであり、全力を尽くしています」「チームメンバーは驚くべき進歩を遂げ、素晴らしい仕事ぶりを見せてくれました。彼らの才能・勇気・友情に感謝します」とコメントを残しています。

公式サイトでは複数のコンセプトアートを公開、2024年2月にはXにて「新たなSF世界の創造を実現するため」のスタッフ募集を投稿しており、少なくとも今年前半まで開発は順調だったと思われるだけに残念なニュースとなりました。