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新生「G TUNE」ロゴ&「RTX 5080」搭載モデル発表!21年目に踏み込むマウスコンピューターと変化し続けるゲーム業界【発表会レポ】

ゲーム業界の次世代を強く感じさせてくれる発表会でした。

PC Windows

1月31日、都内にてマウスコンピューターによるメディア向け発表会が行われました。マウスコンピューター代表取締役社長・軣秀樹(とどろき ひでき)氏も登壇した本発表会では、昨年に20周年を迎えた「G TUNE」のリブランドや、新しい「G TUNE」製品などが発表されました。

その対象となったゲーミングPC「G TUNE FG-A7G80」「G TUNE FZ-I7G80」は、なんと「NVIDIA GeForce RTX 5080」搭載モデル。そして質疑応答ではPCパーツの高騰などにも触れられる形に。本稿ではその模様をお伝えしていきます。

◆2004年からゲーマーに寄り添ってきた「G TUNE」がリブランド!

発表会では、「G TUNE」20年の歩みなどが語られ、当時が振り返られました。マウスコンピューターのゲーミング出荷台数増加や、「大規模MMO」「オンラインプレイ」「eスポーツ」「実況、配信」と変化してきたゲーミングシーンなどに触れた上で、「G TUNE」もニーズに対応するべく変化するべきという“ブランド再定義の必要性”があるとしています。

新ロゴと共に、ゲーミングシーンを盛り上げるための3つのミッション「最新のゲーミング体験を実現するスペック」「プロフェッショナルに答えるハードウェア」「ゲームを愛するすべての人を応援する」も示され、これまでの「G TUNE」、そしてこれからの「G TUNE」が語られます。

発表会にはNVIDIA 日本代表兼米国本社副社長・大崎真孝氏、株式会社DetonatioN代表取締役社長・梅崎伸幸氏、株式会社XENOZ代表取締役社長・友利洋一氏、株式会社CELLORB代表取締役社長・鈴木文雄氏もゲストスピーカーとして登壇。錚々たるメンバーが「G TUNE」リブランドを祝いました。

また質疑応答の中で、軣氏は「G TUNE」20周年にあわせたロゴ変更に「新しいことを行いたい」という気持ちを込めていると伝えました。同じことを続けていくと埋もれていく業界としたうえで、2004年という早い段階からスタートしたゲーミングPCブランドの誇りを持ちつつも「変化を作っていかなければならない」と述べました。

「マウスコンピューターが想定する今後の課題」という質問に対しては「ユーザーの声を聞いて反映していくこと」が挙げられました。2つ目の課題としては、eスポーツが盛り上がってはいるものの、世界と比べるとまだまだ日本での盛り上がりは足りないと考えており、日本のPCメーカーが協力しあっていく必要があるとの旨も述べました。

3つ目の課題には“CPUとGPUの価格向上”が挙げられました。世代交代による価格と性能の向上が一致していないとし、これを非常に難しい問題だと述べながら“市場の物価が上がっているから、それに伴ってPCも高い”と受け入れていくだけではいけないと、自身の考えを明らかにしました。

◆新ロゴと共に「NVIDIA GeForce RTX 5080」搭載モデルも!新「G TUNE FG / FZ」シリーズがお披露目

そして今回、お披露目されたのが新しい「G TUNE FG / FZ」シリーズです。見どころは新しい「G TUNE」ロゴだけでなく、「NVIDIA GeForce RTX 5080」が搭載されているところ。「G TUNE FZ-I9G80」と「G TUNE FG-A7G80」の違いは、プラットフォームに「インテル」あるいは「AMD」を採用しているかどうかとなります。

「G TUNE FZ-I9G80」
CPU:Core Ultra 9 285K
グラフィックス: GeForce RTX 5080
メモリ:32GB (16GBx2/DDR5-5600)
SSD:2TB NVMeSSD (Gen4x4)
光学ドライブ:DVD S-Multi
チップセット:intel Z890
電源: 1200W 80PLUS Platinum
有線LAN:10G BASE-T
無線LAN:Wi-Fi 6E
冷却仕様:トップ:360mm水冷ラジエーター(CPU)+空冷ファン×3、フロント:空冷ファン×3、リア:空冷ファン×1
価格:599,800円(税込)


「G TUNE FG-A7G80」
CPU:Ryzen 7 9800X3D
グラフィックス: GeForce RTX 5080
メモリ:32GB (16GBx2/DDR5-5600)
SSD:2TB NVMeSSD (Gen4x4)
光学ドライブ:DVD S-Multi
チップセット:AMD B650
電源: 1200W 80PLUS Platinum
有線LAN:2.5G BASE-T
無線LAN:Wi-Fi 6E
冷却仕様:トップ:360mm水冷ラジエーター(CPU)+空冷ファン×3、フロント:空冷ファン×3、リア:空冷ファン×1
価格:569,800円(税込)

ゲーマーにとってみれば、『モンハンワイルズ』など今後予定されているゲームタイトルが十全に遊べるかが気になるところでしょう。推奨スペックなどと照らし合わせてみれば、快適に遊べそうです。

そしてデザイン面も一新。凝ったモノではなくあえて普遍的なデザインにしながら、アルミ素材などの“素材が持つ存在感”を活かす直線的なデザインです。実際に見てみたところ、どのようなシーンでも映えそうな力強さに溢れています。素材ごとの魅力を活かして、長年使っていったあとでも“ちょっと古いデザインだな”と感じることが少なさそうな方向性での外観です。

内部のライティングはブランドカラーのレッドで、三段階から輝度を調整可能。コネクタ類は上部に設置されているため、取り扱いが便利そうと感じられます。チャーミングなのはヘッドホンホルダーです。なんとPC本体からフックが出現し、そこにヘッドホンをかけておく事ができます!

ハイスペックな処理能力を必要とするAI技術もさらに普及してきており、ゲーム開発はもちろん、ゲームプレイヤーにもAIを駆使する時代が到来しそうです。超ハイエンドと言える「G TUNE FZ-I9G80」「G TUNE FG-A7G80」はもちろん、ハードコアゲーマーにとってはかなり欲しいものですが、すぐの購入を考えていない方も“新しい時代に対応していく「G TUNE」ブランド”として注目してみても良いでしょう。


あらためて、本発表会にて今までのゲームシーンを振り返ると「20年でここまで変わったか」と感じざるを得ません。日々刷新されていくゲームの世界ではふと忘れそうにはなりますが、数年後のメインストリームはどのような形に変容しているかは、想像もつきません。今回の「G TUNE」リブランド発表会は、ゲーム業界の次世代を強く感じさせてくれるものでした。

G TUNE FZ-I9G80」および「G TUNE FG-A7G80」は、1月31日より発売中です。同モデルでは同じく「 GeForce RTX 5080」を搭載しCPUを「Core Ultra 7 265K」に変更した「G TUNE FZ-I7G80」(価格:569,800円・税込)も登場しています。

また、「Radeon RX 7700 XT」「Radeon RX 7800 XT」搭載型モデルも発表され、「G TUNE FG-A7A7X」(349,800円・税込)「G TUNE FG-A7A8X(399,800円・税込)」「G TUNE FZ-I7A8X(399,800円・税込)」がそれぞれラインナップされています。詳細については各販売ページをご確認ください。


ライター:高村 響,編集:キーボード打海

ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

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