
2025年3月にSteamでリリースされたデスクトップアクセサリ、『Bongo Cat』の同接者数がピーク時で約15万人を記録。海外メディアも「2000年代初頭に人気だったデスクトップペットの復権」と注目しています。
デスクトップペットとはPC画面やツールバー上に現れ、マウスカーソルの動きやクリック、タイピングといった入力に反応してかわいい姿を見せてくれる(主に)生き物のことです。Steamの“最もプレイされているゲーム”でトップ20入りしている『Bongo Cat』も、ユーザーがキー入力をするたび猫の「Bongo cat」がタスクバーをバシバシ叩いてポイントを貯めたり、「Bongo cat」が欲しがる帽子集めの手伝いをしてあげる、ゲームというよりは癒し系PCアクセサリです。

“ながらプレイ”で癒しも得られる手軽さが魅力
海外メディア「PC Gamer」は「2000年代初頭、Webサーフィン中にモニター上を駆け回る仮想ペットは、シミュレーションゲームの台頭やスマートフォンの登場に伴い忘れ去られていった」が、「2025年デスクトップペットが復活。まるで神の啓示のごとく短期間に、複数の開発者によりいくつもの作品が発表された」と報じました。
ただし、実際には同誌はデスクトップと並行して遊べるゲーム『デスクトップ小動物牧場』『Ropuka's Idle Island』『Rusty's Retirement』など、デスクトップのチル系ソフト全般を指しているようです。PCモニターの超ワイド化やマルチディスプレイが一般的になり、常駐アクセサリの存在が作業の妨げにならない環境が増えた中、集中力や操作の要求が少なく半ば放置気味でも気軽に遊べることがポイントだとしています。
なお日本でも『Spirit City: Lofi Sessions』『Chill Pulse』や『Desktop Mate』がSNSで大きな注目を浴びるなど、同様の傾向はあるようです。



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