またまたポストE3を標榜する、オーストラリア発の国際的な新イベント[url=http://www.go3.com.au/html/attendee.html]GO3[/url]。おなじみメタルギアの小島秀夫氏も会場に招かれ、待望の新作について久々に詳しく語ってくれました。新しいハードウェアを常に新しいゲーム性に生かすことで世界の先頭に立ってきた小島氏、今回も最近のステルスジャンルをめぐる新しいトレンドにぬかりはなさそうです。
小島氏は、彼のお話をMSXで最初にMetal Gearをリリースした1987年に遡って始めました。過去20年間に渡ってさまざまなバージョンのMetal Gearで、与えられた場所や地域でかくれんぼするというオリジナルコンセプトの進化を概説し、それぞれのゲームで新しい要素をもたらそうと懸命に努力してきたことを付け加えます。
「今度のスネークを、ステルスミッションする世界には送り込みません。私達は、そういった場所のコンセプトは使い尽くしました。ですから今、場所よりもそうした状況を作るべきではないかと考えました。戦闘地帯や戦争地域こそ、スネークの隠れるべきシチュエーション。MGS4のゲームコンセプトは、そういった状況の中でかくれんぼすることです」
「単純にわかりやすくするために、過去のMetal Gearではスネークは敵の環境に潜入していました。ですから、スネーク以外はみんなが敵です。今回は戦争地帯ですので、そこには国Aや国Bがあってスネークはどちらにも干渉することが出来ます。それは、必ずしも全員がスネークの敵ということを意味しません。これはかくれんぼのゲームプレイに、新しい緊張感をもたらします」
小島氏はまた、PS3の増加した処理能力がより良いグラフィックだけではなく"心理的な"要素の導入にも使われるとほのめかしました。
「PS3のCPUパワーを、もっとプレイヤーが見ることができるものだけではなく、ゲームプレイに影響する、精神的な効果や心理戦に用いる事にチャレンジしてみたいのです」
最後に小島氏はハードウェアの進歩が、ゲームをより良くするために他の産業の専門家、医者、心理学者、科学者、さまざまな専門家と密接に働く必要を意味すると述べて、スピーチを終えました。
「ゲームデザインは、技術とともに進歩します。そして技術の進歩に終わりはありません。したがってゲームデザインもまた、止むことなく進歩し続けます。それと同時に、たくさんの人々との共同作業を通じてこそ、ゲームはコラボレーションの芸術であり続けます。私は、この概念を信じています」
[size=x-small](ソース: [url=http://uk.gamespot.com/news/6168414.html]GameSpot:"GO3: Kojima on Metal Gear Solid 4"
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