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CryEngine2による新生『Entropia Universe』がGC2007で公開予定!

仮想世界コミュニティとして成功を収めたSecond Life、World of Warcraftに割って入ると目されているオンラインゲーム、[b]Entropia Universe[/b]がCryEngine2を採用してパワーアップすることが発表され、そのデモが今月22日から開催されるGames Convention 2007で

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仮想世界コミュニティとして成功を収めたSecond Life、World of Warcraft(MMORPG)に割って入ると目されているオンラインゲーム、[b]Entropia Universe[/b]がCryEngine2を採用してパワーアップすることが発表され、そのデモが今月22日から開催されるGames Convention 2007で公開されます。





Entropia Universe(以下EU)はリアルマネートレードを取り入れたMMORPG(スウェーデンのMindArk社が開発)で、Second Lifeのように商品を作成したり物件を所有したり販売することが可能になっています。現在登録ユーザ数は50万人ほどですが、先日中国のエンターテイメント企業"Cyber Recreation Development"と北京地方政府が推進する仮想世界プロジェクトでの提携を発表し、その数を700万人規模に拡大することを目指しています。

EUはグラフィック面で優れていることも特徴の1つですが、それに関連して屋外環境のリアリティを追求したゲームエンジンであるCrytek社のCryEngine2を用いて究極の仮想世界を構築しようとしています。開発元であるMindArkのCEO Jan Welter Timkrans氏は以下のように話しています。

CryEngine2によるEUのアップグレードは素晴らしい特色を生み出し、夢中になるような体験をユーザに提供出来るでしょう。それは既にお分かりの通り現実の通貨による経済、新しい世界を作るための筋書き、そして生きているような映像の相乗効果によってもたらされます。我々MindArkとCrytekは共にそれぞれの分野でのパイオニアなのでエンジンで何が出来るか分かった時、それがEntropiaには申し分のないものだと思いました。




以下はCrytek社のマネージングディレクターであるAvni Yerli氏のコメントです。

MindArkのような注目され成功をしている企業からエンジンプロバイダとして選ばれたことにワクワクしています。私たちはCryEngine2の技術と、このポピュラーな仮想世界の組み合わせは今までにないような豊かで没頭できる体験をもたらすと思います。そしてまた先進的なハードウェアとOSと共にCryEngine2によって可能になる驚くような現実的なグラフィック、環境物理、アニメーションをユーザに見せ付けるでしょう。


CryEngine2を用いたMMORPGがやってみたい!という話はしばしば聞くことがありますが、前のバージョンであるCryEngineを採用したMMORPGではNCsoftの[url=http://www.plaync.com/us/games/aion/]Aion[/url]が制作されていますし、CryEngine2でも他に日本の著名人も関わっている[url=http://www.avatar-reality.com/]Avater Reality[/url]などが採用を決定していて、オンラインゲーム・バーチャルワールドにおいて非常に目立ったエンジンとなるかもしれません。

CryEngine2を用いたアップグレードはまだ先の話のようですが、どういったものが出来上がるのか今から楽しみです。おそらくゲーマーにはFPSというイメージが先行したゲームエンジンがこういったものに使われるというのはエンジンビジネスとしても興味深く、意味があるものではないでしょうか。

※掲載している画像はCrysisのものです。

[size=x-small](ソース: [url=http://www.worthplaying.com/article.php?sid=45249&mode=thread&order=0]WorthPlaying[/url], Entropia Universe公式サイト: [url=http://www.entropiauniverse.com/index.var]Entropia Universe[/url])[/size]

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《Micchan》
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