
CrytekのCEOであるCevat Yerli氏はGamesIndustryのインタビューでCrysisの家庭用ゲーム機への移植について、また家庭用ゲーム機での開発について話をしています。PS3や360向けのタイトルが公開されるのもそう遠くないことかもしれません。
[b]GI[/b]:あなたがたはこのプロジェクトで多くの時間とお金を費やしたはずです。今のところCrysisはPCでの発売しか予定されていませんがコンソール版を制作しなくても大丈夫なのでしょうか?
[b]CY[/b]:ええ大丈夫です。ビジネスとして必ず利益が出せると考えています。初めに言った理由は品質に焦点を合わせたいということです、最終的にはそれが売上に繋がっていくのですから。私は底が浅くマーケティングのみによって売れるゲームというものを信じていません。Crysisがジャンルの中で映像、AIといった面で新たな基準としてセットされるなら私たちはその意義を感じますし、良い結果が見れると思います。
コンソール版の予定がない理由はシンプルです、どのコンソールでの開発も私たちの取り組みに反していたからです。プラットフォームにおけるメモリ制限は妥協を強制するので私たちは異なったレベルで設計をしなければなりませんし、生きた世界の感覚を生み出すことはより難しくなります。
[b]GI[/b]:では今後Crysisがコンソールで出ることはないと?
[b]CY[/b]:たった今コンソールでCrysisを見れる唯一の手段はその”バリエーション”です。そして現在それを出す予定はありません。

[b]GI[/b]:あなた方はPS3の研究開発部を持っていますがXBOX360のものはないように思えます。それは何故でしょうか?
[b]CY[/b]:実際はあるんです、ただ別々になっています。PCと360は同じ部署なんです。PS3の部署を分けているのはCryEngine2とは関係なく開発されている非公開のテクノロジーがあるからです。皆さんが思っている以上にPS3とは深く関わっています。PS3で開発出来るスタッフもいて初期バージョンを動かしていましたが妥協しなければならない点が多すぎました。
私たちはエンジンその他を商品化出来ましたが、もしあなたがある日コンソールゲームを作りたいと思い、そして革新的な成果を得たいと思ったり人々が不可能だと考えるようなことをしたいのなら、あなたは技術とその解決法が必要なのです、私たちはそう感じました。プラットフォーム自体は多くのパワーを持っています。ただテクノロジーは開発者にそういったゲームプレイが実現出来るような枠組みを提供しなければなりません。
[b]GI[/b]:Wiiの研究開発部はありますか?
[b]CY[/b]:開発はしていますがアイデアをテストするようなごく小さなものです。現時点では何のプロジェクトもありません。[b]現在開発中の未発表のコンソール向けのゲームはあります[/b]。それはFar CryやCrysisとは全く別のものでFPSではないです。そのために私たちは技術の最適化を行っていますが、それとは別に今後のことを考えてPS3の専門チームを用意しています。確かにWiiはレーダー上にありますし、Wiiに向けて何かはするつもりです。問題はいつかということですが、3年か4年以内には……それは誰も分かりません。
Crysisの移植に関しては最先端を求めるなら自然とPCが選択肢となるということなのでしょう。今回最も重要なのはCrytekがコンソール向けに何らかのタイトルを開発中であるということが初めて明言された点です。どういったものかは今のところ一切不明ですが楽しみなタイトルが1つ増えますね。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=27946]GamesIndustry[/url])[/size]
【関連記事】
寒い場所でも熱い!期待のFPS『Crysis』プリベータ版プレイ動画3本
期待のFPS『Crysis』、スペシャルエディションの特典内容が明らかに!
Crytekのホームページが完全リニューアル!新トレーラーも
Crytekの関連記事をGame*Sparkで検索!
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください