
海外メディアから類まれなる悪評を受けてしまったゲームをご紹介するこのコーナー。第三回目となる今回は、GameSpotのレビューで1点の栄光に輝いたBig Rigs: Over the Road Racingに続いて、90年代初期から数えて歴代のPCゲームの中でもワーストナンバー2に位置する[b]NRA Varmint Hunter[/b]というゲーム。
●Cheat Code Central: 3.0/10
このゲームをプレイするくらいなら、車に石でも投げつけていた方がまだ楽しい。まるで金属探知機でゴミ捨て場を漁っているような気分にすらなる。
●PC Format: 2.1/10
ハンティングもスリルも存在しないハンティングのスリル。
●G4TV: 2.0/10
このゲームにはマルチプレイヤーモードがあるがまったく機能していない。マルチプレイヤーモードをメニューから選択するとメーカーサイトに飛ばされる。しかしマルチプレイができたとしても別にやりたくもない。長所:色や音がある。短所:このゲームをプレイすると自分を銃で撃ちたくなる。
●IGN: 1.0/10
プレイヤーは動くことすらできない。NRA Varmint Hunterはこの世に芋以下のゲームが存在することを証明した。
●PC Gamer: 0.7/10
私は過去にNRA Varmint Hunterよりもずっと楽しい広告用フラッシュゲームをプレイしたことがあります。
目を覆いたくなるような厳しい世評を受けているこの作品、タイトルを日本語に訳すと、[b]全米ライフル協会監修 害獣ハンター[/b]。ゲームは、タイトルの通りハンティングを題材にしたもので、実存するアメリカの有名ハンティングスポットを舞台に、野生のウッドチャックやプレリードッグ、コヨーテなどを相手にハンティングを楽しむというタクティカルシューター。


ゲームは実際のハンティングをリアルに演出するため、射撃時の座高から双眼鏡やレーザーサイトの使用、さらには弾薬や火薬の種類まで詳細なセッティングが可能である反面、その筋の専門家によってモデリングされたという小動物達は、大変いい加減なポリゴンで描かれており、モグラ叩き級の単純なAIも手伝って、いざ銃弾が動物に命中して小さな体がパタリと地に横たわるのを見ても[b]何の喜びも味わうことができない[/b]とのこと。
さすがに王者のBig Rigsには敵いませんが、このNRA Varmint Hunterも、長きに渡るPCゲームの歴史に残るハイレベルな迷作であることは間違いないかもしれません。[size=x-small](ソース: [url=http://www.metacritic.com/games/platforms/pc/nravarminthunter]Metacritic[/url])[/size]
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