どちらもハードの性能を生かすには時間がかかる、逆に時間をかければかけるほど新しい可能性が見つかるといった感じで、ハードの複雑性が増している今のゲーム機では、最初から全ての性能が発揮できないのも仕方無いことかもしれませんね。
発売前から言われていたことですが、PS3の特徴は従来式のGPUコアよりもCellの先進的なCPU構成にあり、Xbox360の方は一般的なSMP型マルチコアCPUに、次期Radeonを先取りしたような先進的なGPU構成になっています。(こうした形になるのは両社が得意とするバックグラウンドとも無縁ではありません。)
一方で実際のゲーム開発において、枯れた部分ほど習熟が早く先端的な部分をフルに生かすにはより時間が必要になりますから、今後のPS3にはCellの処理能力をうまくゲームに引き出したタイトルが、Xbox360の方にも最新シェーダー技術によるグラフィックの伸び代が、どちらもまだまだ沢山あるということなのかもしれません。こういった[b]一つのハードでありながら時とともに進化していくソフト側の工夫[/b]を見るというのも、一連の家庭用ゲーム機サイクルの一つの楽しみではないでしょうか?
そういえば初代Xboxのゲームでも、初期こそは他機種ベースの開発で少々綺麗程度でしたが[b]2周目[/b]にあたるゲームのレベルは同じ世代のゲーム機と思えないぐらい群を抜いていました。(日本では1周目のタイトルがワゴンに溢れたまま、その先が注目されませんでしたが…。)[url=http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=517]現在公開されているムービー[/url]などを見ても、2年開発の2周目に当たる2007年末前後の最新ゲームはとても凄いことになりそうです。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.psu.com/node/5822]PSU[/url] / [url=http://www.gamepro.com/news.cfm?article_id=85688]GamePro[/url])[/size]