酷い時にはゲーム内の様相すら変えてしまったと言われる一方で、そもそも禁止すべきなのかという議論すら未だ決着をみない、仮想アイテムの現金取引[b]RMT[/b]。そんな中、ネットオークションの代名詞でもあるeBayが公式に取引禁止を打ち出したことで大きな話題となっています。
オンライン競売世界最大手のeBayでは、先月ごろから仮想アイテム類の取引が削除されるようになったと噂になっていたそうですが、26日になって[url=http://games.slashdot.org/article.pl?sid=07/01/26/2026257&from=rss]Slashdot[/url]が直接連絡を試みたところeBayの広報担当者が、RMTに対する新たなポリシーについて公式に語りました。eBay上で現在削除対象となっているのは、仮想アイテム、通貨、キャラクター、アカウントなどすべてにわたります。
広報によるとこれは、仮想アイテムを取り巻く"法的な複雑"さが理由だと説明しています。今後、「売り手は知的財産(IP)の所有者であるか、所有者によって配布する許可を得ている必要がある」んだそう。
一方で、当然ながら現在でもeBay上でRMTの出品をすべて削除できているわけではもちろんなく、たとえ削除ルールが浸透してもそれでは場所を代えるだけだという話にもなってしまいます。根本的に売りたい人と買いたい人がいる限りなくならない問題でもあるだけに、そもそも禁止すべきなのかという話が出る背景には[b]禁止できるのか?[/b]というのが大きな現実としてあります。
仮想空間を初めから取引の対象としたSecond Lifeの人気や、Ever Questを運営するSOEがRMTサービスを公式に立ち上げたという話は実際にプレイしているユーザー以外からも大きな話題となりました。最近のこうした流れの一方で、ついに全面禁止を打ち出したオークション最大手の対応は、今後の成り行きに注目が集まります。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.thelastboss.com/post.phtml?pk=2081]The Last Boss[/url])[/size] [size=x-small](イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/41566401@N00/245080017/]Flickr[/url])[/size]
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