『Bioshock』のコワすぎる少女“Little Sister”プレビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『Bioshock』のコワすぎる少女“Little Sister”プレビュー

PCとXbox 360で今年8月に発売予定のSci-Fi FPS [b]Bioshock[/b]。ゲーム中に登場する“怪しい少女”はご存知でしょうか。この薄気味悪い少女“[b]リトルシスター[/b]”についての情報がいくつか明らかになったので、さっそくその詳細を新しいアートワークを交えてご

PC Windows
Windows PCとXbox 360で今年8月に発売予定のSci-Fi FPS、Bioshock。相変わらず対戦もののシューターやスポーツ系の作品がやたらと多いXbox 360ラインナップの中では珍しく、シングルプレイ特化の濃厚な世界観とストーリーをどっぷり楽しめそうな作品です。

これまでご紹介した本作のムービーをご覧になった方なら、ゲーム中に登場する“怪しい少女”を目にしたことがあるかもしれません。先週IGNでは、クリエイティブディレクターであるKen Levine氏のインタビューを収録した[url=http://blogs.ign.com/Irrational_Games/2007/05/23/55572/]Podcast[/url]が配信され、この薄気味悪い少女“[b]Little Sister[/b]”についての情報がいくつか明らかになりました。その内容を新しいアートワークを交えてご紹介します。


* * *


ボディガード役のBig Daddyと共に、海底都市「Rapture」の内部を徘徊するLittle Sisters(別名:Gatherer)は、もともと少女の姿ではなく、ナマコのような海の軟体生物としてデザインされていたそうです。

Adamと呼ばれる謎の物質の欠乏への解決策として、Tanenbaumという名前の科学者によって作り出された彼女達は、手にした注射器のような機器を使用し、死体からAdamを採取して食べてしまうそうです(こちらのムービー中で、ゲホゲホ咳き込みながらLittle Sisterが死体に注射器をぶち込む場面があります…)。AdamはLittle Sistersの体内で“Eve”と呼ばれる使用可能な形態に再加工されます。

このAdamという物体は、プレイヤー演じる主人公にとっても有用なリソースという設定になっており、デベロッパーであるIrrational Gamesのチームは、Gathererを幼い少女の容姿にすることで、プレイヤーに精神的葛藤ともいえる選択肢を与えることになると語っています。つまり、幼い少女に危害を加えなければAdamを入手できない、しかも、おっかないBig Daddyも敵にまわしてしまうおまけ付。



上のアートワークからもわかる通り、実際のところ「幼い少女」なのは体型だけで、チャッキーや貞子とガチで張り合えそうなキモすぎる形相のLittle Sistersですが、それでも道徳的な観点から、プレイヤーは彼女達を“殺す”ことはできないようにデザインされています。しかしまったく手出しができないかというとそういうわけでもなく、銃器などによる攻撃は制限されているだけで、代わりに“Harvest(捕獲 or 刈り取り)”というアクションを用いることで、結局Little Sisterを死なせることができちゃうのだそう…。

また、前述した科学者のTanenbaumという人物は、プレイヤーがLittle Sisterに手出しをしなければ、何らかの報酬を与えてくれるとのこと。Levine氏は、この報酬内容がどういったものなのかはまだ明らかにしていません。

しかし、BioshockにおけるAdamは、Plasmidsと呼ばれるプレイヤーの基本能力や武器を強化することができる“経験値”のような存在であることから、このLittle SistersをHarvestするかどうかは、本当に悩まされることになりそうですね。この他にどういったAdamの供給方法があるのかも気になるところです。

* * *


今回ご紹介したLittle Sistersは、様々な種類が用意されたBioshockの敵キャラクターの一つでしかありません。おそらくインパクトは一番高そうですが、一つのNPCでもここまで入念にデザインされているのは素晴らしいことですね。

また、新しい情報が入手できたらご紹介する予定です。もっと見たい!という方のために、公式サイトに追加された別のアートワークもいくつか掲載。寝る前に見るのはおすすめできないかも…。















[size=x-small](ソース: [url=http://blogs.ign.com/Irrational_Games/2007/05/23/55572/]CLUB IGN[/url], [url=http://forums.2kgames.com/forums/forumdisplay.php?f=16]2k Forums[/url], イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/planetphillip/sets/72157594422677604/]Flickr[/url], [url=http://www.2kgames.com/cultofrapture/splicerart.html]The Cult of Rapture[/url])[/size]

【関連記事】
今夏は涼しく!『BioShock』半端じゃない水の表現プレビュー
『Bioshock』開発者Q&A マルチプレイモードは非対応に
ドリルが怖い!『Bioshock』のキャラクター"Big Daddy"のフィギュア

Bioshockの関連記事をGame*Sparkで検索!

(C) 2006 Take-Two Interactive Software and Its subsidiaries. All rights reserved.
《Rio Tani》
【注目の記事】[PR]

PC アクセスランキング

  1. PC版『モンスターハンターワイルズ』トラブル多発で賛否両論…トラブルシューティングと修正予定の不具合情報公開

    PC版『モンスターハンターワイルズ』トラブル多発で賛否両論…トラブルシューティングと修正予定の不具合情報公開

  2. 『モンスターハンターワイルズ』PC版現時点で23種のDLC。そのうち高解像度テクスチャパックなど5種は無料で導入可能

    『モンスターハンターワイルズ』PC版現時点で23種のDLC。そのうち高解像度テクスチャパックなど5種は無料で導入可能

  3. PC版『モンスターハンターワイルズ』発売直後から約100万人のハンター押し寄せる!既に歴代Steam同接記録TOP10入り

    PC版『モンスターハンターワイルズ』発売直後から約100万人のハンター押し寄せる!既に歴代Steam同接記録TOP10入り

  4. 発売まであと1ヶ月!群馬でも埼玉でもない「群玉県」舞台のドリフトゲー『JDM: Japanese Drift Master』がホンダとのライセンス契約を発表

  5. 「9周年ありがとう、すべてのゲームを楽しんでくださる方に感謝を」―『Stardew Valley』制作者、パッチを精力的にリリースしつつプレイヤーに感謝を述べる

  6. 『モンハンワイルズ』環境生物「アシアトノコシ」「オメカシプテルス」はどこにいる?出現場所&捕獲のコツをお届け!

  7. 新作対戦ロボゲー『Mecha BREAK』OBTがSteamレビュー「やや不評」…その理由とは

  8. タマミツネ以外にも「歴戦のさらなる手強いやつ」が来る。『モンハンワイルズ』4月の無料タイトルアップデート情報が公開

  9. Xトレンド入りの「ログイン戦争」は本当?PC版『モンスターハンターワイルズ』で確認してみた

  10. フル3Dで復活した『ToHeart』リメイク版6月26日発売!限定版はファン待望の第一期アニメのリマスター版が全話収録でたったの約1万円

アクセスランキングをもっと見る

page top