これまでご紹介した本作のムービーをご覧になった方なら、ゲーム中に登場する“怪しい少女”を目にしたことがあるかもしれません。先週IGNでは、クリエイティブディレクターであるKen Levine氏のインタビューを収録した[url=http://blogs.ign.com/Irrational_Games/2007/05/23/55572/]Podcast[/url]が配信され、この薄気味悪い少女“[b]Little Sister[/b]”についての情報がいくつか明らかになりました。その内容を新しいアートワークを交えてご紹介します。
ボディガード役のBig Daddyと共に、海底都市「Rapture」の内部を徘徊するLittle Sisters(別名:Gatherer)は、もともと少女の姿ではなく、ナマコのような海の軟体生物としてデザインされていたそうです。
Adamと呼ばれる謎の物質の欠乏への解決策として、Tanenbaumという名前の科学者によって作り出された彼女達は、手にした注射器のような機器を使用し、死体からAdamを採取して食べてしまうそうです(こちらのムービー中で、ゲホゲホ咳き込みながらLittle Sisterが死体に注射器をぶち込む場面があります…)。AdamはLittle Sistersの体内で“Eve”と呼ばれる使用可能な形態に再加工されます。
このAdamという物体は、プレイヤー演じる主人公にとっても有用なリソースという設定になっており、デベロッパーであるIrrational Gamesのチームは、Gathererを幼い少女の容姿にすることで、プレイヤーに精神的葛藤ともいえる選択肢を与えることになると語っています。つまり、幼い少女に危害を加えなければAdamを入手できない、しかも、おっかないBig Daddyも敵にまわしてしまうおまけ付。
上のアートワークからもわかる通り、実際のところ「幼い少女」なのは体型だけで、チャッキーや貞子とガチで張り合えそうなキモすぎる形相のLittle Sistersですが、それでも道徳的な観点から、プレイヤーは彼女達を“殺す”ことはできないようにデザインされています。しかしまったく手出しができないかというとそういうわけでもなく、銃器などによる攻撃は制限されているだけで、代わりに“Harvest(捕獲 or 刈り取り)”というアクションを用いることで、結局Little Sisterを死なせることができちゃうのだそう…。
また、前述した科学者のTanenbaumという人物は、プレイヤーがLittle Sisterに手出しをしなければ、何らかの報酬を与えてくれるとのこと。Levine氏は、この報酬内容がどういったものなのかはまだ明らかにしていません。
しかし、BioshockにおけるAdamは、Plasmidsと呼ばれるプレイヤーの基本能力や武器を強化することができる“経験値”のような存在であることから、このLittle SistersをHarvestするかどうかは、本当に悩まされることになりそうですね。この他にどういったAdamの供給方法があるのかも気になるところです。
今回ご紹介したLittle Sistersは、様々な種類が用意されたBioshockの敵キャラクターの一つでしかありません。おそらくインパクトは一番高そうですが、一つのNPCでもここまで入念にデザインされているのは素晴らしいことですね。
また、新しい情報が入手できたらご紹介する予定です。もっと見たい!という方のために、公式サイトに追加された別のアートワークもいくつか掲載。寝る前に見るのはおすすめできないかも…。
[size=x-small](ソース: [url=http://blogs.ign.com/Irrational_Games/2007/05/23/55572/]CLUB IGN[/url], [url=http://forums.2kgames.com/forums/forumdisplay.php?f=16]2k Forums[/url], イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/planetphillip/sets/72157594422677604/]Flickr[/url], [url=http://www.2kgames.com/cultofrapture/splicerart.html]The Cult of Rapture[/url])[/size]
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