国内版パッケージはご覧の通りです。
主人公のヴァリスは女子高生です。魔王・ログレスに対抗すべく「ヴァリスの戦士」として選ばれ、ご覧のような衣装で敵と戦うのです。こういう設定だけでも当時としては、あらゆる意味で衝撃的でした。
そして、海外版のパッケージはこちらでございます・・。
どうもダーク系です。注目すべきはヴァリスの表情(体格も含む)。やたらと焦っているというか、必死なのは良いのですが(?)国内版に無理に似せようとしているのが分かります。遠近法を考えると、これだとかなり剣が長くて太すぎるかも。とにかくこんな女性マッチョなヴァリスはヴァリスじゃありません!しかもブ○イク!トゲ付きチェーンハンマーをぶった切っている時点で「ゲームクリア」な気もします・・。
ヴァリスシリーズは、初代作が1986年に発売されました。国民機PCと言われた、NECのPC-8801やPC-9801などリリースされ、その後X1、X68000、FM77、MSX、FC、メガドライブ、PCエンジンCD-ROM2などで続編が作られていきました。中でも今回取り上げたメガドライブ版ヴァリスIIIは、シリーズの中で一番難易度が高い内容であり、「業績を上げるために焦って作った作品」とか「メガドライブユーザーをなめた難易度」とも陰口を叩かれる事もあったようです。
2006年4月にはヴァリスX(クロス)としてジャンルをアダルト路線に転換・発売され、再度昔からのヴァリスファンを取り込む作戦に出ていますが、この件に関しては相当な議論が巻き起こっており、初代作よりキャラクター原案などを努めた担当者などが強く反発しています。また、携帯電話用ゲームとしても販売(コスプレ対応)されており、これらもまた、現在の「萌えブーム」による弊害でしょうか・・。
筆者はヴァリスをMSX版とPCエンジンCD-ROM2版をプレイしていますが、後者の作品がビジュアル(アニメ入り!)もゲーム性も安定したものになっており、強く印象に残っています。
[size=x-small](ソース: [url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2%E5%B9%BB%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%82%B9]ウィキペディア[/url], イメージ:[url=http://www.mobygames.com/game/valis-iii/cover-art/gameCoverId,22915/]MobyGames[/url])[/size]
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