見慣れてしまったゲームのパッケージアートを、全然デザインの異なる海外版のものと見比べてしまうこちらのコーナーも、いつの間にか今回で第13回目。本日お届けするのは、格ゲーの元祖、ストリートファイターの海外版カバーアート。ストIIといえば、マイナーチェンジされた多数のシリーズ作品が存在しますが、その中でもとりわけぶっとんだイラストが使用されている海外版パッケージ合計7点を無理やり集めてみました。
それでは古いものから順番に・・・
しょっぱなから度肝を抜くこちらのイラストは、ご存知本家のストリートファイターII。ゴミ箱を蹴散らしながらローリングアタックで春麗に襲い掛かるブランカの図。リュウが死んでます。ブランドイメージとか、ゲーム内容とか、そんなものをまったく無視した脅威のインパクト。もうそれだけ。
さてこちらはちょっとまとも(?)なストリートファイターII'(ダッシュ)のパッケージ。バイソン(ベガ)にソニックブームの発生を潰されているガイル様の図。ステージの風景もゲーム画面と同じもので、思ったよりスタンダードで海外版にしても比較的おとなしい感じ。
順番通りに、今度はストリートファイターII' TURBO。な、なぜこの二人なんでしょうか、その豪快なチョイスにまずはびっくり。まさかこの二人が、当時海外では人気キャラだったということはないと思うのですが・・・。それでも、ちゃっかりコスチュームがターボカラーになっていたりするのはちょっとお茶目かも。
これまたショッキングな一枚。スーパーストリートファイターII Xのカバー用イラスト。一枚目で戦っていたはずの春麗とブランカが、なぜか今度は息を合わせてジャンプキック!しかも狙いはサンダー・ホーク。これで二回も出てきたことになるブランカは、どういうわけかやっぱり海外では人気キャラ?そんなはずは・・・
ストIIシリーズから少し脱線しますが、上はストリートファイターZEROのプレステ版カバーアートから。海外では、ZEROではなくALPHAと呼ばれているようです。比較的新しい作品だからでしょうか、初期の豪快っぷりや突拍子なさは薄れているものの、よ?く見ると春麗やローズの顔がおかしな具合に。
しかし、今回パッケージイラストを調査して見ていた限りでは、これよりも新しいプレステやドリームキャストの作品では、すべて日本と同じイラストが使用されているように見受けられました。つまり、この辺りの時期から、ストIIに限らずゲームのイラストは日本と海外で徐々に同一化されはじめたのかもしれませんね。
しつこくまだ続きます・・・。見た瞬間嫌な予感に包まれるこちらのイラストは、ストIIではなくその前作にあたる初代ストリートファイター。AtariやCommodore 64で発売されたバージョンのもののようですが、内容は日本のゲーセンにあったものとほぼ同じ。主人公は白い胴着のリュウ(隆)のはずなんですが… このマリットヘッドな人は、だ、誰!?このイラスト、ゲーム内容と全く関係ない以上に衝撃的なのは、敵キャラの中にソニー千葉がいること・・・(右から二番目)。
もう一つだけ最後におまけでご紹介するのは、知る人ぞ知る(?)マスターファイターIIのカートリッジ。見ての通りファミコンです。アジアで出回っていたと思われるこの作品、当然ながらメーカー非公認で勝手に作られたちょっと危ない一品。その存在自体驚異ですが、使われているイラストもまたよく見るとどこかで見たような・・・ [size=x-small](ソース: [url=http://www.mobygames.com/]MobyGames[/url])[/size]
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