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誘拐された被害者の身元は公表されていませんが、日本でもガンホーが運営している韓国のオンラインゲーム[url=http://gunbound.hangame.co.jp/]ガンバウンド[/url]のプレイヤーで、地元ブラジルでは最も高いスコアを記録していた人物でした。
警察の発表によれば、誘拐を試みたのは“La Firma”と名乗るギャングの一団。過去にもオンラインゲームのユーザーをリアルで脅して、彼らのアカウントからゴールドなどを自分達のアカウントに転送させていたそう。
La Firmaのメンバーは、ガンバウンドのトップスコアプレイヤーのアカウントを、パソコン上で23回にも渡って違法に転送を試みたことが後の調査の結果判明。ネット上でのハイジャックに失敗した彼らは、若い女性とのデートをえさに被害者をサンパウロのグアルーリョスに誘き出しました。
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Tamires Rodrigues Vieiraさん(19)は、ゲームのチャンピオンとオンラインのチャットルームで会話をして二人きりのデートを約束。もちろん彼女は待ち合わせ場所に現れず、代わりにブラジル一のモビルの使い手を待ち構えていたのは、本物の拳銃で武装したギャング達。被害者をネットカフェに無理やり連れて行くと、彼のアカウントが所持するゴールドをギャングメンバーの別のアカウントへ転送することを強要しました。その後、ギャング達は被害者を解放し、ウェブサイト上で盗んだゴールドを15,000レアル(日本円でおよそ97万円)で転売。
警察は、事件に関わったLa Firmaのメンバー達をVieiraさん(19)もろとも逮捕し、彼らが所持していたデジカメや携帯電話、パソコンなどをすべて押収しました。
ブラジルの運営会社であるOnGameによると、2004年のサービス開始以来、ガンバウンドは270万人もの登録ユーザーを抱える最も人気のあるオンラインゲームの一つ。アカウントの交換などは利用規約で禁止されているにも関わらず、ゴールドを現金で取引するブラックマーケットが背後に根付いているのが警察の調べによって浮き彫りになっているそうです。[size=x-small](ソース: [url=http://news.xinhuanet.com/english/2007-07/18/content_6392309.htm]China View[/url], イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/rafabn/172888845/]Flickr[/url])[/size]
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