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Sony Computer Entertainmentのチェアマン平井一夫氏が、Official PlayStation Magazineのインタビューで各社の据え置きハードに関して意見を述べ、業界のオフィシャルリーダーシップを今後も発揮していくと揺るぎない姿勢を見せています。
平井氏はまずXbox 360について、4〜5年で市場から消えていったMicrosoftの旧ハードを例に挙げながら、その寿命が短いことを示唆。当初から10年のライフサイクルで計画しているPS3と比較して、同社がライバルよりも将来的に有利な立場にあると、自身の見解を強調しています。
一方のWiiについて平井氏は、任天堂のハードが、PS3とは全く別の世界のビジネスであるため、初めからライバルとしては認識していないと主張。
また、同氏はEurogamerのインタビューにも登場。PS3が発売された当初は、開発ツールが使いづらいなどとネガティブな評判があったことを振り返り、使うのが難しいからこそより多くのものを提供できるのだと説明。PS3の10年計画を再び持ち上げて、デベロッパーのハードに対する理解が徐々に深まることで、ライフサイクルの後期には、PS2のGod of Warのような飛躍的に進化した作品が現れる可能性も期待しているようです。
今回の平井氏の発言は、先日「Xbox 360の寿命は旧世代よりも長くなる」と話していたMicrosoftのRobbie Bach氏の意見と食い違う部分もありますが、いずれにせよ現行据え置き機のライフサイクルは、旧世代よりもずっと長いものになることは間違いなさそう。そのサイクルの中でどのように各ハードの位置関係が変わっていくのかが、腕の見せ所になるのではないでしょうか。[size=x-small](ソース: [url=http://www.eurogamer.net/articles/hirai-were-the-official-industry-leader]Eurogamer: Hirai: We're the "official" industry leader [/url], イメージ: [url=http://kotaku.com/5135145/sony-exec-says-xbox-360-lacks-longevity]Kotaku[/url])[/size]
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