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日本での発売も決定したPS3専用タイトルのHeavy Rain(ヘビーレイン)。ユニークな操作方法を採用している本作ですが、そのひとつにQTE(Quick Time Event)があります。一定時間内に指定されたボタンを押してプレイヤーを動かす操作方法で、カットシーンにおけるプレイヤーの介入方法のひとつとして定着。ドリームキャストで発売された『シェンムー』などが代表的です。
Heavy Rainの開発を手がけるQuantic Dreamsは、一部にあるQTE批判について、以下のようにコメントしています。
Heavy RainのQTEはシェンムーとは全くの別物(シェンムーが偉大なゲームなのは確かだが)です。QTEで失敗することもあるでしょうが、それでキャラクターが死ぬということを必ずしも意味しません。ストーリーはそれに構わず進展します。私はこれを“次世代のQTEシステム”と考えているのです。それはパワフルなシステムであり、他のゲームができないような様々なアクションを可能にするでしょう。
Heavy Rainは完全にリアルタイム3Dで、プレイヤーは探索、会話などのために常にキャラクターを操作できます。QTEはゲーム中、比較的小さなパートです。映像中のすべての動きはプレイヤーが実際に操作するものであり、Heavy Rainは、最高にインタラクティブなゲームなのです。
映像中に△ボタンのアイコン表示、オブジェクトと一緒に落ちてくる
歩行に合わせて×→○→△と表示、足音を回避する
Heavy Rainでは、アニメーション中に様々な方法でアイコンが表示されます。一般的なQTEのように瞬発力を要求されるものは比較的少ない様子。アイコン表示のひとつひとつが、アドベンチャーゲームにおける選択肢の役割ともいえます。4人のキャラクターを操作できる本作では、ひとりが死んでも他の3人のキャラクターで物語を進行させることが可能であるため、選択肢は膨大なものになりそう。プレイヤーは試行錯誤を可能にする多数のセーブスロットを駆使しながら、物語を終幕に導いて行くことになります。
Heavy Rainは、PS3専用タイトルとして2010年に発売予定です。(ソース: CVG, 1UP)
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