
北米のマーケットリサーチを行うNPDから、ゲーム機の所有率に関するレポートが出てきています。結論としては、Wiiのオーナーは、Xbox 360、PS3のオーナーに比べ、他のゲーム機の所有率が低く、PS3のオーナーは、3つのゲーム機を購入する傾向にあるというものです。各機種の所有率は以下の通り。
全体の32%となるWiiオーナーのうち、26%はXbox 360も所有しており、14%はPS3も所有している。
全体の10%となるPS3オーナーのうち、42%はWiiも所有しており、34%はXbox 360も所有している。
全体の20%となるXbox 360オーナーのうち、42%はWiiも所有しており、18%はPS3も所有している。
また、PS3/Xbox 360オーナーの約4割がWiiも購入しているという数字に加え、プレイされているゲームジャンルの調査により、PS3/Xbox 360を所有するコアゲーマーも、カジュアルなゲームをプレイしている、という分析がされています。
オフラインでよくプレイされているジャンルとして、Wiiではファミリー、レース、スポーツ、Xbox 360では、アクション/アドベンチャーとファミリー、PS3ではアクション/アドベンチャーとレースが挙げられています。このレポートは「カジュアルなジャンルのゲームは、一般にライトユーザーによってプレイされている、という定説を覆すもの」とされています。コアゲーマーの多いといわれるPS3やXbox 360のユーザーも、カジュアルなジャンルのゲームを好んでプレイしているようです。
もうひとつの報告として、TVゲームの情報の入手先としてどこを頼るか、というもの。報告では、実に41%のゲーマーが「口コミ」に頼るとのこと。ゲーム機の乗り換えの際など、他のどんなソースよりまず口コミ、次いで31%が「友人や親類の家で実際にプレイする」で、意外にも「雑誌やオンライン広告、クーポンやSNS」などは全体の5%にとどまったようです。この結果から、今のトレンドにおけるバイラルマーケティングの重要性が指摘されています。(ソース: Industrygamers , イメージ: flickr)
【関連記事】