近年、国内でも親しまれるようになったゲームジャンル、ファーストパーソンシューティング(FPS)。最近ではCall od Duty4やBioshock、そしてHALO等の良質なFPSがゲーム市場を盛り上げる事となっていますが、大作が誕生する傍ら、日の目を見ることの無い若干の問題点を抱えた出来の悪いFPSも誕生しています。今回、海外サイトのJoystick Divisionでは、そのような一般の目に殆ど晒される事の無かった過去10年に発売されたワーストなFPS10タイトルを選出しています。
■Daikatana (PC)
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“君がお店からFPSとRPGが合わさったゲームを選ぶ場合、特定レベルのゲームプレイが可能に作られた、FPS好き、あるいはRPG好きな人達を潜在的に引き付ける事が出来るものが間違いなく良いだろう。しかしこのゲームには何も無く、二つのゲームジャンルをコケにし、粗末なデザインで創作力に欠けるという深刻な問題を抱えている。Daikatanaは可能性をもっていたが、3年間の開発の後、Ion Stormはこれまでのゲーム市場で最も最悪なファーストパーソンシューターを生み出した。”
■Conflict Denied Ops (PC, Xbox 360, PS3)
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“レビューの範囲は“これまでで最悪のゲーム”から“このゲームをもう一度遊ぶなら死ぬほうがマシ”にまで及び、Conflict Denied Opsは他のいかなる時代に発売された軍隊FPSとも競うチャンスの無いファーストパーソンシューターである。2008年にリリースされたFPSとして腰を下ろして遊ぶにおいて望まれる多くの事がある。そう、例えばグラフィックやプレイヤーモデルとかだ。 Conflict Denied Opsにおいて最もいらつかせる事はその酷い音質だ。全ての音声ファイルが一つの缶詰に圧縮されたようなのだ。”
■Serious Sam 2 (PC)
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“誰もが恐らく初代Serious Samを思い出し、その時プレイしていたのが楽しいゲームの一つであったと相手に伝える事が出来るだろう。しかしながらSerious Sam 2はいくつかのシリアスな核が欠けている。それは楽しさだ。ゲーマーが直面した最も大きな問題はひどく不愉快な冗談と、途方もないレベルの繰り返し、そして少しも良くないシューティングアクションだ。”
■Elite Forces: Navy Seals (PC)
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“実際にこのゲームをプレイしていないならこの文章でどれ程酷いのかを完全に説明する事は出来ない。私はWal-Martの全く目立たない角にある埃の被ったPCゲーム売り場でこのゲームを拾い上げた。それが腐るようにそこへ残して置くべきだった、だが私の安PCで動くゲームが欲しかったのでしぶしぶ10ドルを支払った。その後遊んでみるとそれは凄く酷いもので、買ってしまった事を日々悔やんでいる。”
■Brothers In Arms: Double Time (Wii)
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“出来の悪いコントロールを備えたゲームは必ずしも珍しい訳ではない。だがBrothers In Arms: Double TimeをWiiで遊ぶ事になると話は別だ。ひどく反応が鈍いコントロールがあると同様に、キザギザなグラフィックを特徴とし、マルチプレイモードが無いのだ。何人かの人達はシンプルなゲームプレイを楽しむかも知れないが、殆どの人はこのゲームに金を消費したフラストレーションで、ハルクの様に怒り狂ってシャツを引き裂きたい気分になるだろう。”
■Vietcong: Purple Haze (PS2)
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“大抵の人は手に取ったゲームが好きではないと思ってもそのFPS体験をうまくこなす、それが普通だと思っている。だがVietcong: Purple Hazeはベトナム戦争ゲームの恐ろしい演出があるだけではなく、良質なFPSにおける基本的な部分も大量殺りくされている。このゲームは全てが地獄で苛立たしく、ミッションは信じられない程に短い上に、どういう訳かPS2版とPC版は完全に全くの別物なのだ。”
■Darkest of Days (PC, Xbox 360)
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“Darkest of Daysは大衆にFPSゲームを遊ばなくする為の立派な手本だ。君はタイムとラベルシュータに他の何を期待出来る?退屈な武器庫が与えられる他に何も無い。このゲームにはAIというものは殆ど存在していなく、魚に対し銃身で攻撃を当てれる様なものだ。君は心から退屈する事だろう。このゲームは第10学年の数学よりもつまらなく、宿題よりもテレビゲームに時間を費やすほうがマシだと思っているティーンエイジェーに向けた最高の贈り物だ。”
■Section 8 (PC, Xbox 360)
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“このゲームは繰り返しばかり。それはさて置き、このゲームをリストの中に加えるのを決定する事にとても苦労した。だが数時間のプレイの後、最終的にコントローラーを投げ付けていた、それも何度もだ。新作として満足するのに十分に引き付ける物はなかった。グラフィックは良くても平凡で、良い訳ではなく、まさしく一般的。ゲーマーを楽しませる努力も大したものではなく、このゲームにおける車両も酷く、再びプレイする楽しみも無い。”
■Tom Clancy's Rainbow Six (Playstation)
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“私たちが大好きな武装戦ゲームの作者Tom Clancyには、いくつかの驚きや、素晴らしい事、そして格好いい事が彼のゲームにはある。しかしPlaystationのRainbow Sixにおける彼の不名誉をすすぐ事は出来ない。PCを対象としていたような物がどういう訳か結局Playstationで出る事になった。何という悪い決定だろうか。まず第一にこのゲームには退屈なレベルと奇形のテロリスト位しか見所が無い。”
■The History Channel: Battle for the Pacific (PC, PS2, PS3, Xbox 360, Wii)
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“誰もこのゲームを知らない。私達の希望は売り上げが1000以上に達する事の無い、最も適格なFPSとしてロウソクを灯してくれる事だった(実際にそうなった)。残念ながらこのゲームの有益な機能は、トレイに乗せてディスクを読み込んでくれるという事だけだ。それを除けば恐らくこれは世界の歴史上最も悪いFPSだ。ゲームは約50ドルの価格で売られ、ゲームプレイはわずか2時間しかない。このゲームにおけるミッションは全てを直しても傷だらけで、簡単過ぎる。 これはHistory Channelという事で少なくとも正確な歴史的な事がぎっしりと詰まっていると思う人も居るかもしれない。彼らはその点においても失敗している。2007年に発売したというのに、私たちは少しの言葉も出ない。”
PCでは国内発売されたものも幾つか見受けられましたが、コンシューマーから選出されたタイトルに関しては、日本発売していないソフトが幸運(?)にも多いように思いました。グラフィックが良くてもそれは二の次であり、ゲームプレイがいかに楽しいものであるかがやはり重要であるようです。(ソース&イメージ: Joystick Division)
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