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海外レビューハイスコア 『Just Cause 2』

PC、PS3、Xbox 360で発売となった Just Cause 2 のレビューです。前作以上の巨大な世界、前作以上にド派手なアクションを目指した本作は、そこにピタリとハマったレビュアーと、そうでないレビュアーで評価が分かれることになりました。

PC Windows

1UP: 10/10
流れるような破壊をゲームモデルに組み込んだのは天才的ひらめき。しかし本当にJC2を他のサンドボックスゲームと分つのは、結果と関係無しにゲーム世界を遊び回るとき、プレイヤーに自由を感じさせてくれるゲームへのコミットの方法だ。(中略)正直なところ、ゲームを愛する人がJC2を楽しめないなんて考えられない。

Game Informer: 9.0/10
最大の失望は断然マルチプレイの欠如。ゲームの野心的展望は理解できるが、それでも機会損失と言わざるをえない。しかし、これらの問題がJust Cause 2が提供する、たくさんの忘れがたい瞬間(それはプレイヤーがシンプルに世界を探求する際に創りだされる自然発生的カオスだ)を損なうことはない。

IGN: 8.8/10
私はここ数年、オープンワールドのゲームでこれほど楽しかったことはありませんでした。Just Cause 2には、ド派手で正気の沙汰とはいえないほどの楽しさがあります。プレゼンテーションにはいくつかの問題があり、チェックポイントシステムは完璧とはほど遠いもの。しかし他の点で、Just Cause 2はアドレナリン・ジャンキーにとってのマストプレイ作品です。リコ・ロドリゲスは私にとってのニューヒーローとなるかもしれません。

GameSpot: 8.0/10
クレイジーなスタント、巨大なゲームワールド、陽気な雰囲気は、いくつかのイライラがあるにも関わらずJust Cause 2をかなり楽しくさせてくれる。
長所:やれることがたくさんある多様で巨大な島々。運転/操縦可能な100以上の乗り物。いろいろなクレイジースタント。驚きの方法で爆発していくオブジェクト。素晴らしく楽しいグラップリングフックとパラシュート。
短所:ミッションのいくつかは楽しいというよりイライラ。様々な不具合やその他の細かい不快感。

GameTrailers: 8.0/10

Edge Magazine: 7.0/10
平均的水準を満たしたゲームとは言いがたい。良作が、平凡な要素の寄せ集めによって蝕まれてしまった例。リコと一緒の休みの日がどれだけ楽しいものになるのか、Avalancheにこれまでにちらちらと見せられてきたことで、今回はなおさらイライラが募ることとなった。

GamePro: 6.0/10
カオスを創造し敵の士気をぶち壊すリコのド派手なアプローチは、フローやバグの連続による停滞からゲームを救う。しかし、リニアなストーリーや欠陥のあるゲームデザインによって、Red Faction GuerrillaやGTA IVのような優れたタイトルの後ろにピタリとつけるには足りない、ちょっとおもしろい気晴らし程度の作品となってしまうだろう。記憶に残る瞬間はあるし、ちょっとの間だけ楽しませることについては自慢していい。しかしこのジャンルのベスト作品という高みへたどり着くためには、グラップリングフックの長さが十分ではなかった。

* * * * * * *


PC、PS3、Xbox 360で発売となったJust Cause 2のレビューです。まだまだ現行機の黎明期だった前作からおよそ3年半という年月を経て発売された、Avalanche Studios開発のオープンワールドアクション第二作。前作以上の巨大な世界、前作以上にド派手なアクションを目指した本作は、そこにピタリとハマったレビュアーと、そうでないレビュアーで評価が分かれることになりました。



作品ごとのレビュースコアの差が激しいことでおなじみ(?)の1UPは今回は満点評価。おなじく高い評価のIGNやGIなど、サンドボックス型ゲームとして必要な「自由感」に心を奪われたレビュアーたちは少なくない様子。「プレイヤーがシンプルに世界を探求する際に創りだされる自然発生的カオス」、これが意味するのは“ゲームにプレイさせられている”感じとは真逆のものです。また“Insane”とまでいわしめるド派手なアクションも支持されています。

欠点としては、多くのサイトに出てくる“frustrating”というワードに代表される様々なイライラ。いくつかの不具合、そしてシステム周りにも問題があると言われています。ストーリーやキャラクタ―なども(高い評価のサイトも含め)マイナスとして挙げられていますが、こういったゲームにストーリー性を求めない人には気にならないかもしれませんね。



IGNによれば約20時間でクリア、ただし達成率は30%ほどだったようで、遊び方によってはかなり長くプレイできそうです。イライラを乗り越えるくらいオープンワールドならではのアクションを堪能できる、そういう人にとってはマストプレイな一本となるかもしれません。日本では6月10日、PS3とXbox 360で発売予定です。(ソース: Just Cause 2)

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《Kako》
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