●GameInformer: 8.5/10Blurは、考える人のためのデスレース(もしそのようなものがあれば)だ。駆動するモーターと同じくらい、あなたのマインドはめまぐるしく回転し続ける。
コンセプト:Blurは、マリオカートのパワーアップテンプレートを取り込みつつ、あっさりとそれを追い抜いてしまった。
プレイアビリティ:3つのパワーアップスロットを駆使、高速域でもアイテムの使用はイージーだ。
エンターテイメント:平和主義者を自認するものでさえ、対抗者へ攻撃するのを楽しめる。
●Eurogamer: 8.0/10ファンタスティックなドライビングと、マリオカート方式のパワーアップとの対立は決して解消されていません。もっと多くのグッドアイデアを形にできたはずで、それはこのカオティックなレースの境界の向こうにしばしば見えているのです。
●GameSpot: 8.0/10このファストでエキサイティングなレースゲームによって、あなたはもう1ラップの周回を余儀なくされる。
GOOD: 運転はスムーズで良反応。ウェポンはスタンダードなレースゲームにエナジーバーストを加えた。リワードシステムはゲームを止めるのを困難にする。ディープなマルチプレイは時間を忘れるくらい夢中になれる。多種多様なトラックと車。
BAD: 画面分割モードはイマイチ。シングルプレイでのレベルキャップが低すぎる。
●IGN: 7.0/10望まれていたような、アディクティブでコンペティティブなオンラインゲームではありません。むしろBlurは、本命ゲームの合間の息抜きのため、ちょっとの間フレンドと気軽に楽しむタイプのゲームです。もしあなたがハードコアなレース体験を愛し、真にカオティックな戦闘というアイデアに魅力を感じるなら、Blurはぴったりかもしれません。もしあなたが気軽に楽しめるコンバット・レースを探しているならマリオカートに戻るべき、もしくはエクセレントな出来のSplit/Secondを手に取るべきです。
●GameTrailers: 8.7/10
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PC、Xbox 360、PS3で発売、“大人向けマリオカート”というキャッチーなコピーで注目のBlur。開発者自ら語るマリオカートの影響と、PGRシリーズなどで培ったBizarreのノウハウが融合した、実在のリアルな車で見た目は正統派、中身はカートゥーンっぽいコンバットレースという作品となっています。
考える人のレース、という記述もあるように、ひとつのウェポンに複数の用途があるなど戦闘はやや戦略的。またマリオカートほどアイテムに圧倒的パワーが与えられておらず、バランス面も考慮されているようです。
本作は大きく分けてシングルプレイのキャリアモードとマルチプレイのオンラインモードに分かれます。キャリアモードでは、ポイントを集めながら車やパーツなど様々な要素をアンロックしていきます。CoDなどでもあるパッシブスキルのようなMod獲得も可能で、ターボブーストの装備やラップの始めにレーザーサイト装備といったものがあるようです。
レース、チェックポイント、デストラクションという3種類のイベントがあり、レースは20台でのレースでトップを目指すモード。チェックポイントはウェポンと対抗車が無い、運転に特化したモード、デストラクションは多くの車を攻撃することに特化したモードとなっています(ゲームを進めていくとライバルとなるボスたちとのレースも)。イベントに多様性がない、レベルキャップが低すぎる(最大25で、全てのイベントをクリアする前に到達してしまう)、といったところがマイナス点として挙げられています。
オンラインでもシングルから独立したレベルシステムが採用されており、こちらは最大レベル50。こちらもレベルが上がるごとに車やMod、さらにスタート時は選べないレースタイプなどがアンロックされていく仕組みになっています。もうひとつ、本作には画面分割プレイがありますが、こちらは特にグラフィックの劣化から厳しい指摘を受けています。
ドライビングテクニックを競う正統派レースゲームとは一線を画す報酬システムとゲームデザインのBlur。ちょっと違う感じのレースゲームをやりたいという方はチェックしてみてもよさそうです(日本でも『ブラーレーサーズ』というタイトルで7月発売予定、こちらでは“実在の車×実在のコース×アイテム=スタイリッシュ・カーアクション”という紹介をされています)。レビューでもマリオカートとの比較は多いですが、もうひとつ、かねてよりライバル視されていたSplit/Secondを比較対象にしているところも。どちらを買うか迷っている、という方も多いのでは。(ソース: Metacritic)
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