「3D映像によって気分が悪くなったり、眼精疲労または頭痛を訴える人はいますが、それが視力および両方の目に対して永続的なダメージを与えるという証拠は何もありません」米任天堂社長のReggie Fils-Aime氏は7歳未満の幼児に3D映像は非推奨とし、ソニーもPlayStation Networkの利用規約で幼児が使用する前には医師に相談する事を奨励するなど各企業は幼いゲーマーに対する対策を講じていますが、Borchert氏はこう語ります。
「双眼視および立体映像は人生の最初の数年、主に生後3年くらいで学習されるものです。したがって、立体視能力が最も発育段階にある年齢の子供が、そうしたゲームを遊ぶ可能性は少ないでしょう」加えてBorchert氏は技術の発展によって登場するであろう専用メガネ無しの3Dテレビに関する問題を提起。非常に幼い子供が居間にある3Dテレビにさらされる可能性があるとし、3D技術開発者達はそういった事も考慮しなければならないと話しました。
Borchert氏は幼い子供に対する3Dの影響は分からないとしながらも年上の子供たちに害を及ぼすことはないと話し、“4歳以上の人がいかなる種類の永続的なダメージを受けるとは考えられない”と結論づけました。
(ソース: Gamasutra via 1UP)
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