以下、インタビュー中の発言内容から一部を抜粋。
Develop: もう聞き飽きた話かもしれませんが、あなたは『Heavy Rain 2』を作れば相当のお金を儲けることができますよね。それは分かっているはずです。
David Cage: はい。
Develop: でもあなたはそのつもりがない。
David Cage: 少しだけバカでいさせてください。私は金儲けのためにこの業界にいるわけではありません。『Heavy Rain』を執筆したのは、そこに伝えたいメッセージがあったことにとても興奮していたからです。『Heavy Rain 2』を開発することはできるでしょうが、もう言いたかったメッセージは伝えています。これは、新しいアイデアを生み出し、画期的な何かを創り出す余裕があるQuantic Dreamの強みだと言えます。
私は今年で42歳になり若いクリエイターではありません。かつて若い頃は情熱があったのに今は歳を取って、徐々にその情熱が冷めつつあるゲームデザイナーはたくさんいます。彼らは家族を持ち、急にこう考えだすでしょう「よし、家族のために少しでも多くお金を稼ごう、それが全てだ」と。私はまだその段階に達していないのです。
Cage氏は、気になるQuanticの次回作に関して、再びソニーと契約を交わし、“『Heavy Rain』の基盤となりつつも全く異なる重要な何か”に取り組んでいるとヒントを示しています。(ソース: Develop: David Cage: From the brink)
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