リリース内にてCD Projekt REDの共同創設者Marcin Iwinski氏は、現時点では正規購入者に対し法的通知は1度も行なっていないと確信しているものの、ファンやサポーター達、コミュニティは非常に尊重しており、1人としてさえ不正に訴える可能性を取ることは出来ないと説明。その一方でCD Projekt REDが取った行為を多くのゲーマーが支持しなかったことを悲しく思う、我々はユーザー達の意見を真意に受け止めたことを誇りに思うとも述べ、中止に至った無念さを滲ませました。
Torrentサイトをモニターし、海賊行為を追跡するという今回の手法は、2008年にもAtariなどが行ったものの、周囲からの批判が強くなり中止。今回も過去の例と同様に、IPアドレスが必ずしも個人を特定しない点や、Wi-Fiなどにおける不正接続によって、正規購入者に誤って法的通知が送られる危険性について、一部マスメディアやユーザーから非難の声が挙がっていました。
同社は今後もDRM非搭載の信念は持ち続けるとした一方で、海賊行為は業界全体に損害を与える行為だとも主張。友人に違法コピーをしている者が居れば、それはゲーム開発者の成功を徐々に蝕む行為であると話して欲しい、海賊行為が止まらなければ我々はユーザーの為に新しいタイトルを作ることが出来ないと訴えています。
『The Wticher 2』は一貫して正規ユーザーが不都合を被る必要は無いとDRM非搭載を訴えていましたが、同社の調査では12月時点で450万回以上の海賊行為が行われていたことが明らかにされていました。
(イメージ: Joystiq)
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