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●Eurogamer: 8/10
セガはノスタルジア(懐古)に呪われた会社で、かつてのような素晴らしいゲームをもう作ることができないという、いささか残酷なイメージが世間で浸透している。『バイナリードメイン』はそれが誤りであることをうまく証明できなかったが、本当に惜しいところまで近付いており、きっと明るい未来があることを十分に示す役割を果たした。
●Destructoid: 7.5/10
『バイナリードメイン』は先駆者にはなれないだろうが、とても良い追従者と言える。日本スタジオによる“海外風”シューターのゲームプレイとしては最高の試みかもしれない。このロボットドタバタ劇は、テンポの良い戦闘の興奮をゲームの開始から終わりまで維持している。
●IGN: 7.5/10
皮肉なことに、『バイナリードメイン』は人間を装うアンドロイドの撲滅を描いた作品でありながら、ゲーム自体も“レプリカント(映画『ブレード・ランナー』の人間型アンドロイドの呼称)”の形態をとっている。本作は現在市場にあるベストシューター作品のメカニズムや様式をもっともらしく猿まねしており、新要素も強引なこじつけに感じられてしまう。とはいえ、最近の同ジャンルゲームが東ヨーロッパやエイリアンの敵ばかり扱っている背景もあり、未来の東京を舞台にロボットを倒していくのは新鮮で、本作は事実上最高のターミネーター系ゲームと言える。ボイスコマンドや信頼度システムは興味深い実験であるものの少々作りこみが甘い。反対に言えばそれらの要素に頼り切っているわけでもなく、派生シューターといえど楽しめることに変わりはないため、誇りあるSFファンならぜひチェックしておくべきだろう。
演出: 8/10
グラフィック: 8/10
サウンド: 7/10
ゲームプレイ: 7.5/10
持続性: 7.5/10
演出: 8/10
グラフィック: 8/10
サウンド: 7/10
ゲームプレイ: 7.5/10
持続性: 7.5/10
●GamesRadar: 7/10
総評: 本作は『ヴァンキッシュ』を狙ってミスした。それと同時に、これまで発売されたすべての映画『ターミネーター』のライセンスゲームよりも優れた、そこそこのターミネーターゲームが出来上がった。長所: ロボットをバラバラに粉砕。魅力的な未来設定。派手なキャラクターたちが盛り上げる。短所: 間抜けなスクワッドAI。当てにならないボイスコマンドシステム。『ヴァンキッシュ』のように滑らかでない。
●Official Xbox Magazine: 6.5/10
総評: 時折反復的になることもあるが、戦闘は非常に激しく、新たな巨大ボスや挑戦が次々と用意されるなど構造化されている。長所: スピード感あるロボット破壊アクション。複数のクールなボスと壮大なイベント。短所: リップルリンクシステムは重要ではない。協力プレイや対戦マルチプレイは遊びごたえがない。
名越稔洋氏率いる日本のヒットメーカー「龍が如くスタジオ」が、海外市場も視野に入れた初のシューター作品として話題の『バイナリー ドメイン(Binary Domain)』。北米地域で今週発売(欧州は先週)を迎え、海外ゲームサイトのレビューが集まりつつあります。
まだレビューの本数が少ないため、今後変動する可能性もありますが、Metacritic.comでの平均スコアは現在のところ75点前後を算出。レビュアーの声は、ある部分で古きセガ作品を思わせるような突き抜けた世界観やストーリー、純粋に楽しめるアクション性などを評価する意見で概ね一致。
また、信頼システムやボイスコマンド等の本作独自要素、そしてマルチプレイ部分の弱さが度々指摘されながらも、プレイする価値はあるとの声もちらほら。毒舌で知られるDestructoidの名物レビュアーJim Sterling氏も、本作は一見『クォンタム セオリー』や『Mindjack』と同じに見えるが、実は十分に遊べる総合的には良く出来たタイトルと評しています。(ソース: Metacritic)
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