懐かしのオープニング
コンソール向けの名作FPSとして今なお語り継がれるNINTENDO64タイトル『ゴールデンアイ 007(GoldenEye 007)』ですが、本作のディレクターMartin Hollis氏はGDC Europe 2012にて幾つかの開発秘話を明らかにしました。
当初『ゴールデンアイ 007』はスーパーファミコン向けに開発がスタートしたもののプロジェクトは途中で放棄されてしまったのだそうです。それを見つけたHollis氏は個人的興味からプロジェクトを再開、小さなチームを結成して肉付けを始めました。ちなみにチームの大部分はそれまでゲーム開発の経験がなかったようです。
そしてゲームはスーパーファミコン向けから任天堂の新しいコンソール向けに移行。しかしその時点ではまだNINTENDO64は存在しておらず、開発チームもどのようなコントローラーデザインとなるか分かっていなかったのだとか。
NINTENDO64版『ゴールデンアイ 007』は『バーチャコップ』風のオンレールシューターとして開発がスタートしましたが、その後アナログスティックの搭載が明らかとなり、ボンドはエイミング及び射撃に加えて移動する事が可能となりました。
ゲームの開発には約3年が費やされました。そして最も注目を集めたマルチプレイヤーはなんとタイムリミット寸前に追加されたとの事で、上層部もそれが動いているのを見るまで存在を知らなかったそうです。
もしスーパーファミコン版の開発が放棄される事なくすんなりと発売されていたら、伝説的作品となったNINTENDO64版も誕生せず、今日のFPS情勢は大きく違ったものとなっていたかもしれませんね。
(ソース: IGN)
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