Bohemia Interactiveによれば多くのメディアが伝えた“拘束されたスタッフは『ARMA III』の資料を集めていた”という情報が完全に誤りである事を伝えるとともに、以下の様な状況であった事を説明しました。
- 拘束されたスタッフ、Ivan Buchta氏及びMartin Pezlar氏の2名は、『ARMA III』の開発に携わった事でレムノス島への興味が湧き、休日に観光客として島を訪れた。
- 彼らは軍事区域には入っておらず、公共区域で写真やビデオ撮影を行った。国際空港の近くを走る幹線道路から撮影した映像には僅かに幾つかの格納庫や複合ビルが映っていたが、他の多くの観光客も同様の写真を持っている事は十分にあり得る。
- 彼らは軍事施設の写真は撮っていない。完成が近いゲーム中のレムノス島は、ゲームのバックストーリー(2035年の架空設定)に合わせて現実の立地とは大きく異るものとなっている。島の再現度は75%程度で、現実世界のいかなる軍事施設も描写していない。
Bohemia Interactiveは重要事項に関するコミュニケーション不足などを謝罪するとともに、拘束されているスタッフが無事に家に帰れるよう最大限の努力を払うと伝えています。また拘束されているBuchta氏とPezlar氏は家族や友人に向けて「状況は耐え難いが自分達は公正かつ適正に扱われている」、「心配ない、冷静を保って」といったメッセージを送ったとの事です。
(ソース&イメージ: Bohemia Interactive via Joystiq)
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