このクローズドテストは500人から1,000人規模で行われる予定で、ブログへの投稿によればゲームデザインでは無く純粋な“アーキテクチャ(基本設計)”にフォーカスしたテストになるとされています。延期された一般リリースはこのクローズドテストにて生じた問題を修正した後に開始されるとのことで、明確なサービス開始時期などは明らかにされていません。
クローズドテストへの応募方法や開始日は現時点では不明ですが、ほか公式ブログではゲームの製作状況も報告されており、幾つかゲームに関するディテールも掲載されています。
- 一新されたインベントリーシステム
- インベントリシステムはオーバーホールされた主要なアーキテクチャの1つ。インベントリおよびアイテム運用のシステムは一度削除され、完全に書きなおされている
- プレイヤーはアイテムを山積みの状態では無くバラバラに、個々のパーツとして取得するようになる(同じアイテムでも全く同一では無くステータスが存在するようになる模様)
- 各アイテムは耐久性、病原(例えばコレラ菌の付着した衣服)、バッテリー、追加部品などの要素で変化
- 例えばナイトビジョンを装備したプレイヤーの頭部を撃つと、ナイトビジョンには損傷が発生する
- 新たに表示される3Dモデルにドラッグ&ドロップする形で、キャラクターにアイテムや武器を追加できる。この機能は既にゲーム上で動作しており、プレイヤーはクローズドテスト中に利用できるようになる予定
- UIやアート、投獄されたスタッフに関する情報
- 派手で複雑というよりも、シンプルかつ効果的なUIを製作。『Minecraft』のものにインスパイアされており、直感的で機能的にデザインされている
- マップChernarusにおけるアートワークは膨大な量が既に完成済み。他のプロジェクトに移行するというよりも、現在は全ての内装を完成させるという幾つかの巨大な計画がある
- 新たな建物内部のテクスチャは改善されており、より世界終末感漂う見た目になっている
- Chernarusマップの改訂はギリシャにて投獄されている開発者Ivan Buchta氏がリードしていたもので、開発チームにとっては大きなロスとなっている。手紙を通して何とか開発のやり取りをしている
(ソース: DayZ)
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