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「Vigilの家を見つけるのに失敗した」THQ CEOが『Darksiders』の売れ残りに無念

昨日のTHQ競売にて『Darksiders』フランチャイズ及び開発のVigil Gamesが何処へも売却されないことが明らかとなり、国内外で大きなニュースとなっていましたが、THQのCEOであるJason Rubin氏がGame Informerのインタビューに登場。

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昨日のTHQ競売にて『Darksiders』フランチャイズ及び開発のVigil Gamesが何処へも売却されないことが明らかとなり、国内外で大きなニュースとなっていましたが、THQのCEOであるJason Rubin氏がGame Informerのインタビューに登場。今回のTHQ解体への思いを語る中で、『Dark Siders』未売却に対する自身の意見も明らかにしました。

2012年5月当時、既に危機的状況にあったTHQに入社し、レイオフでの人員削減や各ゲーム開発が直面していた問題を解決することに着手していたものの、その成果を見る前にTHQが財政的に終わってしまったと語るRubin氏。Rubin氏は大きな成功を収めているNaughty Dogの創設者であり、その類まれなる経験を今回活かそうとしていたことは明らかですが、一方でそれでも自身のやってきた事が全てが成功したわけでは無いと述べています。

「もちろん、私がTHQに居た間やってきたことが全て失敗無しに成功したと言いたわけではない。Vigilの家を見つけるのには失敗した。Vigilは開発を終えたばかりで、次のゲームを出すまでが一番遠かった、そして多大な努力をしたにも関わらず買い手から興味を集めることができなかった。更に言えば、彼らは新規IPに着手していて、それは買い手にとってはなおさら大きなリスクだった」

また同氏はVigilの新規IPとして兼ねてから噂されていた“Crawler”についても言及。元THQの新規IPの中でもとりわけファンタスティックなアイディアで非常にユニークであり、誰もこれに対し入札しなかった事実は馬鹿げているともコメントしました。

「もし私がインサイダーであるとして入札から締め出されていなければ、私が小切手を切っていた。チームに対するほんの慰めでしかない事はわかっているが、これは本心だ」

『Darksiders』に加え『Red Faction』など、売却が実現しなかったTHQの資産に関しては今後数週間の内にそれぞれのプロセスが行われるとRubin氏は語っています。
(ソース: Game Informer)

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《ishigenn》
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