ターンベース戦略シミュレーションゲームシリーズ最新作『Age of Wonders III』が発表されました。発売予定日は2013年秋。シリーズ作品としては2003年に発売された『Age of Wonders: Shadow Magic』以来10年ぶり、ナンバリングタイトルとしては11年ぶりの新作です。対応プラットフォームはPCとされていますが、具体的な販売形態は、トレイラー最後部の告知からおそらくはSteamとGOG.comなどになるものと思われます。開発元は前作から引き続きオランダのTriumph Studios。
ターン制ストラテジーといえば怪物『シヴィライゼーション』シリーズを真っ先に思い浮かべるゲーマーも多そうですが、『Age of Wonders』シリーズはキャラクター成長をはじめとするいわゆるRPG要素が含まれているのが特徴です。この点においては、コンスタントに続編を出してきた『ヒーローズ・オブ・マイト・アンド・マジック』シリーズに似ています。
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『Age of Wonders III』はあらたなエンジンを搭載し、前作までのきめ細やかな洋風2D描写から今風の3D映像へと一新。戦術・戦闘ともにかつてないほどのめり込めるようになったとしています。
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紹介されているゲーム要素を列記すると、
- ファンタジー世界を探索、拡張、開拓する。神秘的な場所を発見して、伝説の英雄達を集結させる。
- 地形や気候を好きなように操れる能力を持つ多くのクラスをもって、領地を開発する。
- ワールドマップとバトルマップともに、鮮明できめ細かい3Dグラフィックス。
- クラスにはWorlord、Theocrat、Rogue、Sorcererなど。(ムービーにはその他にDreatnoughtとArchdruidが登場しています)
- 様々な種族を選べる。ゲーム開始時の種族やリーダー固有スキルを選べる。
- バトルシステムを刷新し、戦場や包囲戦の詳細を描写。新ルールには”flanking”(側面攻撃)や、”massive set of special unit abilities”(特殊ユニット能力による布陣?)など。
- キャンペーンモードで使用できるのは” Commonwealth Empire”と” Court of the High Elves”の2大勢力。
- オンラインではマルチプレイヤーモードやシナリオで対戦可能。
- ランダムマップや、難易度調整、ユーザーによるコンテンツ作成機能により、高いリプレイ性を実現。
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発表されたばかりで今後の続報に期待したい『Age of Wonders III』。「何はともあれ腰を据えてじっくりと遊べるゲームが欲しい」「なんだか面白そうだから前作をプレイしておきたい」といった方は、Steamあたりで予習しておきましょう。価格は初代が6ドル/他が10ドルくらい。(ソース: Age of Wonders III via Joystiq)【関連記事】Bohemia Interactive、Project Shield向けの新作ゲーム『Arma Tactics』を発表
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