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PlayStation Meeting 2013がニューヨークでついに明日開催。新型PlayStationの発表がもはや確実視されているこのイベントですが、次世代のハードには一体どのような機能やシステムが搭載されているのでしょうか。イベント直前となり噂やリーク情報は国内外で飽きるほど報じられる状態となっていますが、それでもやはり隠された箱の中身は気になってしまうというのが人間の性。今回の記事では過去に噂となったPS4に関する情報を各項目に分けてピックアップ。PlayStation 4に搭載されるかもしれない7つの機能を一挙にご紹介します。
■Gaikaiを利用したゲームストリーミング機能が搭載
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サーバー側で動作するゲームの映像をストリーミングするクラウドゲーミング。昨年ソニーは6月にクラウドゲーミングの大手Gaikaiを買収しており、ついにそのサービスをPlayStation 4にて展開するというニュースが、先日ウォール・ストリート・ジャーナルにて報じられていました。クラウドゲーミングは光学ディスクもHDDも必要とせず、ハード性能に関係無くインターネット環境さえあればどんなゲームでもプレイ出来るという強みがあります。また今朝には、GaikaiがPlayStation Cloudなる複数のウェブドメインを登録していることも新たに判明したようです。
■PS3との互換性はゲームストリーミング機能で実現
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ユーザー達の焦点となっているPlayStation 3との互換性。実現するにはハード仕様の違いや価格面などの高い壁を乗り越える必要があり、現在まで報じられてきた噂やリーク情報では、互換性は存在しないことが何度か伝えられていました。
一方で先ほども取り上げたウォール・ストリート・ジャーナルの報道では、先述のゲームストリーミング機能によってPS3タイトルがプレイ可能になると報じられています。過去のPSタイトルをディスクでは無くストリーミングでプレイするとなる場合、そのサービス価格や国内での展開には大きな注目が集まりそうです。
■PS4コントローラーにはタッチパッドが搭載
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様々なプロトタイプが製作中と噂されていたPlayStation 4コントローラーですが、ついに先週、初期プロトタイプ型のものとされるコントローラーの写真が海外サイトDestructoidにてリーク。写真ではPlayStation Move風のライトやスピーカーらしき姿が確認でき、特に中央部のタッチパッドが目を引く構造となっています。あくまで“初期プロトタイプ”であるとされており、最終仕様とは違う可能性がある点には注意が必要ですが、タッチパッドに関しては海外サイトKotakuやEdgeなどがこの画像リーク以前に搭載を報じていたこともあり、信ぴょう性は高いかもしれません。
■新ボタン“Share”などを筆頭としたソーシャル面の強化
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ゲームストリーミングに続き、海外の経済メディアであるウォール・ストリート・ジャーナルが報じたのがソーシャル機能の強化。おもにTwitterやFacebookとの連携強化が伝えられていますが、これ以外にも海外誌EdgeやKotakuなどが“Share”なる新たなボタン(或いはシステム)が搭載されることを伝えています。このShareボタンとはプレイ中のゲームのスクリーンショットや映像を録画し、投稿してユーザー間でシェアするという機能。最大15分間の動画が録画可能で、簡単な編集なども行えるようです(ただし海外サイトVG247はShareボタンの存在は否定している)。次世代機ではよりゲーマー間のコミュニケーションが簡単になるかも?
■デュアルカメラを搭載したPlayStation Eyeが登場
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情報リークで有名な海外のVG Leaksが、PlayStation 4と共にデュアルカメラを搭載した新型のPlayStation Eyeが登場、同梱版が発売されるというニュースを今年の2月初めに報じました。このカメラはそれぞれが720pに対応しているというワイドアングル仕様で、ユーザーの手足を認識する上に音声にも対応。この噂に関してはデュアルカメラの特許図とされるイメージが確認されており、可能性を高める証拠材料となっています。
■中古対策機能は本当に搭載されるのか?
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リーク情報が出る度にゲーマーだけで無くアナリストの間でも論争の的となっていた中古対策機能。昨年9月にソニーが中古対策に関する特許技術を申請していたことが発覚し、GameStopの株価に影響したと言われるほど大きく騒がれたこの噂ですが、当時は関係者から懐疑的な意見も多く寄せられていました。今年に入ってから中古対策に関する大きなリーク情報は無く、また小売店との関係などから見ても導入は難しく見えますが、果たして搭載はありえるのか、またその際にはどんな形で中古ディスクへ対処がなされるのか気になるところです。
■PlayStation 4は4K解像度に対応?実際のスペックとは
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昨年8月、ソニーがPlayStation 4を4k解像度に対応させるというリーク情報が海外サイトBoy Genius Reportにて報じられました。4k解像度は現行のフルハイビジョン1920×1080の4倍にあたる3840×2160という画素数で、3D立体視につぐ新たな技術として国内外にて商品が徐々に展開されていっています。ただし一方でお馴染みのアナリストMichael Pacther氏はこの情報に関し、スペック上では4k解像度は可能であるものの、恐らくPS4は1080pと秒間60フレームの動作に留まるだろうとも指摘しています。
一方でハードマニアが日夜熱い論戦を繰り広げているのがPlayStation 4のハードスペック。現在出ているリーク情報では海外メディアEdgeのものを例に挙げると、メモリはGDDR 4GB(8GBとの報道も)、AMD製の8コアCPU、同じくAMD製のGPUを搭載していると伝えていますが、あくまでこれは現行の開発キットOrbisのものではないかと見られています。過去のハードと同様に、今後発売までにスペックが変化していく可能性は高そうです。
■PlayStation 4の発売は2013年末、価格は4万円前後
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大きな注目が集まる発売日は今年2月に入ってからEdgeやKotakuなどが報じており、やはり今年の11月から12月になるのではないかというリーク情報が多い模様。米国では11月に感謝祭、また日本では12月にクリスマスがあり、商業的な視点で見てもその直前にローンチを行うというのは定石です。一方でEdgeは、欧州での発売は2014年に持ち越されるだろうとも報じています。なお価格は英国のThe Times誌やKotakuが4万円前後であるとリークしています。
■噂されるPlayStation 4向けタイトルたち
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ハードスペックや機能に関する噂情報をお伝えして来ましたが、やはり気になるのがPlayStation 4のタイトルラインナップでしょう。昨年からPS4/Xbox 720向けに『Battlefield 4』や『Mafia III』、『Thief 4』が登場するなどの噂は浮上していましたが、今年2月に入ってから更に大量の次世代タイトルの噂が登場しています。
ローンチタイトルとして噂されているのは、Guerrilla Gamesの『Killzone 4』や『LittleBigPlanet 3』といったPS3時代を彩った有名シリーズの続編たち。また『Heavy Rain』のQuantic DreamがPS4向けタイトルと見られるドメインを取得していたことや、ソニックの次世代機向けタイトルが2月後半に発表される、また『Fファイナルファンタジー ヴェルサス XIII』や『人喰いの大鷲トリコ』がPS4向けに移行したとのリーク情報も海外では飛び出していました。
また昨年から多数の有名海外スタジオが次世代機タイトルに向けた開発者を募集している状況となっており、ここ最近噂となったタイトルを取り上げればキリがないほど、どこがどんな作品を発表してもおかしくはないといった状況となっています。
運命のPlayStation Meeting 2013は国内時間の2013年2月21日午前8時よりニューヨークにて開催予定。Game*Sparkでは現地とネット上、両方からニュースを速報でお届けしていく予定です。
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