
米国Ziff Davis社がニュースゲームサイト大手IGNの買収を正式発表してから1ヶ月。大掛かりな組織再編の一環としてゲームファンにお馴染みの各サイトが閉鎖されてしまったのは残念でしたが、同時に同サイトが運営するe-SportsリーグIPL(IGN Pro League)の売却についても言及されていました。
そして本日正式報道があり、その内容は「IPL 6はキャンセル」。公式競技大会IPL6は、高級ホテルThe Cosmopolitan of Las Vegasにて3月28日から31日まで開催予定でした。なお、既に予約してしまったチケットやホテルの料金は全額払い戻しを受けられます。
情報元アナウンスによると、
IPLを発足させた2年前当時、e-Sportsシーンには今と比べてほんの僅かのイベントしか存在していませんでした。それが今や、かつてないほど多くのトーナメントが開催されており、皆さんの時間と関心を取り合う競合となっています。ですから、大規模な独立リーグを別途運営するために必要リソースを投じるポジションにはもはや我々はありません。
IPLチームのための新天地、ならびにIGNが将来的にトーナメント放送を継続するためのパートナーを模索していることを皆様にはお伝えしておかなければなりません。
IPLチームのための新天地、ならびにIGNが将来的にトーナメント放送を継続するためのパートナーを模索していることを皆様にはお伝えしておかなければなりません。
個人レベルでもゲーム大会を非公式ながらも開催できる昨今、スポンサーの協力を得て大々的に運営するのは様々な課題があるものと思われます。特定のタイトルにフォーカスしたイベントの採算性について、今後の参考事例の1つとなりそうです。
ただ、アナウンスを前向きに捉えるならば、新たなスポンサーを獲得することさえできればあるいは次期以降の開催もありえるということでしょう。メディアサイドで大々的にゲームイベントを行うことによるプラスの効果は計り知れないものがありますので、救い主の登場を期待したいところです。(ソース: IPL via Joystiq)