SF的世界観で2Dフィールドを探索&戦闘する『Edge of Space』のトレイラーが公開されました。あわせて、Steam Greenlightで「いいね!」を募集しています。ジャンルはAction/ Adventure/RPG、プラットフォームはPC/Mac。クロスプラットフォームでのマルチプレイもできます。Greenligth入りしたのは昨年8月31日ですが、着々と開発を進めている模様。製作は、LordShaggyとReverb Publishing。
ベータテストはすでに始まっており、インディーズゲーム配信サービスDesuraなどで販売中。単体での価格は931円、サウンドトラックやアートブック、ゲーム内アイテムを同梱した『Edge Of Space Special Edition』は2,329円。いずれにも正式リリースの暁には特別なアイテムが付与されます。ベータなのに金を取るのかよ!と突っ込みを入れた方は、『Minecraft』あたりのことを思い出してみてください。
さて、冒頭の一文ならびに上掲トレイラーをご覧になれば一発でお分かりいただける通り、『Terraria』(国内題『テラリア』)風です。それもそのはず、『Terraria』のデベロッパーRe-LogicならびにRegidit氏が開発に協力したようで、Greenlight上に感謝のメッセージが記載されています。
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では『Terraria』の単純なクローンなのか?となるとそれは違いそうです。一見すると、おもに建築パートに使用するであろうブロック群がいかにも似ているため模倣作に感じられなくもありません。
しかし、動画再生1秒後から猛烈に伝わってくるスプライトの活気は、IGAこと五十嵐孝司氏の探索型『ドラキュラ』シリーズを彷彿とさせます。また、メカまわりの息遣いは、日本が生んだドット絵の極北『メタルスラッグ』シリーズすら連想するところです。50秒動画を観ることすら億劫な方は、せめてアイコンだけでもご確認ください。
肝心のゲーム部分のほうにも個性付けがなされています。スピーディーな建築、搭乗兵器、カスタムアーマーなど、ハードSF風世界観を活かす形の要素が複数織り込まれているのが確認できます。ほかにSteam上で紹介されているのは、ガス・シミュレーションや、送電システム、協力兵器、非直線な成長要素、反応する環境、大目標("global goal")、ユニークなクラフトシステムなど。さらに、充実したチャット機能の実装や、MOD制作ツールの提供予定など、ゲーム外でのサービス精神も光ります。探索アクションとして『Terraria』の完成度が相当高かったためどうしても比較してしまいますが、期待を裏切らないでくれそうです。
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いくつかの点で物議を醸した国内版『テラリア』をあと少し待つ間、『Edge of Space』へ投票して早期リリースに貢献しておくのも精神衛生に悪くはありません。(ソース: Steam Greenlight via Destructoid)