『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『ランゴ』などで知られる映画監督ゴア・ヴァービンスキー(Gore Verbinski)氏のスタジオ、Blind Wink Gamesが開発する新作KinectタイトルとしてE3 2012で発表された『Matter』ですが、Microsoft Studiosのスポークスマンはもはや同作の開発が行われていない事を明らかにしました。
「現時点で伝えられる詳細はない」との事でキャンセルの理由は不明となっています。またsuperannuation氏の調べではBlind Winkが次世代機コンソールのローンチタイトルを開発していた事や、昨年8月の段階で多くのスタッフがスタジオを辞めていた事などが明らかとなっています。
As of last E3, Matter co-developers Blind Wink were working on a next-gen console launch title. j.mp/YNZQat
— superannuationさん (@supererogatory) 2013年3月6日
Lots of people left Blind Wink around last August. Wonder if it was cancelled then. j.mp/nzMxbF j.mp/WKNRv3
— superannuationさん (@supererogatory) 2013年3月6日
More departures from around that time. j.mp/13Ge7xW j.mp/15yA6oX j.mp/108CgbT j.mp/13HBasm
— superannuationさん (@supererogatory) 2013年3月6日
なお本作の開発に関わっていた人物の友人とされるNeoGAFユーザーからは「彼らはビデオゲームをどう作るのか全く知らなかった」(元々が映画制作スタジオであるため)という衝撃の報告に加えて、許されない額の支出や長引く開発期間によるゴタゴタした雇用と解雇、ボスだけが把握しているビジョンとそれを理解しようと神経質に怯える部下、といった開発トラブルも伝えられています。
『Matter』の雰囲気は興味深いものであっただけに開発のキャンセルは残念ですね…。
(ソース: Joystiq via VG247)
【関連記事】
E3 2012: Microsoftメディアブリーフィング発表内容ひとまとめ
ゴア・ヴァービンスキー監督のスタジオがKinect対応ゲームの制作を発表