昨年より急速な盛り上がりを見せている、クラウドファンディングサービス“Kickstarter ”。映画、芸術、ITと様々な分野から製品が生まれて来ましたが、公式ブログにてゲーム分野におけるユーザー支援額の累計が1億ドルを突破 した事が発表されました。発表に合わせて、これまでの累計支援者数や、サイト開設からのプロジェクトの変化をまとめた統計データも公開されているのでご紹介します。2009年からのゲーム分野統計データ 累計支援額 : 1億760万ドル累計支援者数 : 633,242人発足プロジェクト : 4,500以上 (内2012年で1000件以上)達成プロジェクト : 1,476プロジェクト年度別の支援額合計 2009年 : 60,601ドル2010年 : 546,362ドル2011年 : 3,855,692ドル2012年 : 83,144,565ドル2013年 : 22,423,264ドル (現時点で) 今やインディーズゲーム開発には欠かせない存在となったKickstarterですが、爆発的な成長の背景には、昨年目標金額の8倍以上の支援額を記録した『Dobule Fine Adventure 』の成功もあるようです。 また、サービスの成長を表す例として、Kickstarterが設立された2009年に登場した、クリエイターのAdam Poots氏によるボードゲーム『Kingdom Death miniatures project in 2009 』が挙げらます。 1500ドルの目標金額を掲げてスタートした本作は、28人の支援者から1,741ドルの支援金を獲得し、初めてKickstarterで成功したプロジェクトの1つとされています。そこから3年後、同氏が2012年に提案した新たなプロジェクト『Kingdom Death : Monster 』は前回のおよそ200倍近い5,410人の支援者から200万ドル以上の支援を受け見事ゴールイン。この同発足人による2つのプロジェクトの成功は、4年間のユーザー数増加を伺える興味深い出来事と言えるでしょう。 最後に、公式ブログでこれまでのリリース済みタイトルから成功例として20作品が挙げられているので、その中からビデオゲームジャンルをまとめてご紹介。(ソース: Kickstarter via Gameranx ) ※統計データの一部を誤って表記していた為、訂正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。 【関連記事】『Torment: Tides of Numenera』のKickstarterが遂に開始、6時間で目標金額達成 【UPDATE】 「Kickstarterは衰退しつつある」『Wildman』を発売中止にしたGas Powered Games社CEOのChris Taylor氏が指摘 Double Fineが古典的ADVの製作計画を発表、ユーザーから資金を募る 2012年度のゲーム分野におけるKickstarter累計出資金額は8300万ドル以上に リチャード・ギャリオット新作『Shroud of the Avatar』のKickstarterが目標金額達成 Double Fine、新作向けのユーザー募金で目標額の8倍以上となる330万ドルを獲得
《FURUKAWA》
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