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新しいゲーム機を、ユーザーから資金を募って開発する。誰もが実現不可能と思ったであろうプロジェクトが今夜、結実の時を迎えました。Kickstarterで伝説的な支持を受けて開発された、新しいゲーム機「Ouya」。最初の出荷日はGDC 4日目の3月28日となり、今夜サンフランシスコ郊外の特設会場で「Ouya Unveiling」と題した発売パーティが開催されました。
パーティにはゲーム開発者やKickstarterで本プロジェクトを支援したバッカー(Bucker)が数百人集結。その時を待ちわびました。午後8時過ぎ、Ouyaを開発したOuya Inc.の女性CEO、Julie Uhrman氏が姿を見せると会場は大歓声に包まれます。
「ありがとう、本当にありがとう。今ここに立って、皆さんとこの時を共有できることを心から感謝しています。9ヶ月前、僅か9ヶ月前です。私にはとてもシンプルなアイデアがありました。本当にシンプル、でも誰もがクレイジーと思うようなアイデアです。誰も、まさか新しいゲーム機を作ろうというようなアイデアが実現するとは考えませんでした。全てのゲーム開発者がテレビでゲームを作れるようにする、非常にシンプルなアイデアです。今夜、皆さんはそれを実現したのです。誰もが夢を叶えることができる、つまり"Yes, We Can!" それを皆さんは証明したのです。今夜のパーティは皆さんのものです」
「既に8000人のゲーム開発者がOuyaに参加することを表明してくれました。そして今夜、正式な発売まであと60日もあるにも関わらず、既に100タイトル以上のゲームをOuyaで遊ぶことができます。正式な発売日は6月4日に決定しました。アメリカ、イギリス、カナダ、、、世界中のユーザーがOuyaを手にできるようになります。今夜、皆さんは世界で一番最初にOuyaに触れるチャンスです。美しく、そして強力なゲーム機です。外見は小さなゲーム機ですが、しかし大きな夢を持っています。それを皆さんと共に世界にもたらしていきましょう!」
Uhrman氏のスピーチは大歓声によって何度も中断。氏の目には涙がうっすら浮かんでいるようにも見えました。
Kickstarterでの公開から僅か9ヶ月後。本日よりKickstarterで一定額以上の支援を行ったユーザーへの出荷が開始されました。会場では一部のユーザーに手渡しされ、歓声を上げている人も見られました。一般の発売は6月4日に決定。残り2ヶ月、楽しみにしたいですね。
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