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Wii向け(後にリメイク版がPS3でリリース)ガンシューティングゲームの移植作iOS『The House of the Dead: Overkill- The Lost Reels』の配信が海外と同じく本日4月25日から始まっています。価格は450円。iPad対応ユニバーサルで、iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 5.1 以降が必要・iPhone 5 用に最適化済み。サイズは100MBほど。言語は英語。
モバイルデバイスらしく加速度センサーや仮想パッドでの操作に対応。謎めいているのは フレンジータップなるロック要素です。Frenzyとは激高・錯乱などの意。なんとなく内容が想像できる気がします。iPadならびに突き指との相性がよさそうです。また、原作『HoD: OK』と同様、武器のアップグレートなど成長システムも織り込まれています。
さて、『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』ってなあに?2005年ごろの映画?な方向けにシリーズを説明する前に、本作の表現的な部分について公式から引用すると
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まれ/軽度 成人向け/わいせつなテーマ
頻繁/極度 リアルなバイオレンス
頻繁/極度 過激な言葉遣いまたは下品なユーモア
頻繁/極度 性的内容またはヌード
頻繁/極度 アニメまたはファンタジーバイオレンス
まれ/軽度 ホラー/恐怖に関するテーマ
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ちょっとした描写でも即リジェクトされるAppStore審査の恐怖は広く恐れられていますが、よく通過したものです。
話が逸れましたが、『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』は1996年にMODEL2でアーケード向けガンシューとしてリリースされた作品です。その後着実に続編を出していましたが、ナンバリングタイトルは2006年の『4』で止まったまま。一方の番外編では有名タイピングゲーム『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド』シリーズや、『ガンバレット』ライクな『愛されるより愛シタイ 〜THE HOUSE OF THE DEAD EX〜』などがリリースされてきました。その中の1つがWii/PS3『THE HOUSE OF THE DEAD OVER KILL』シリーズ。
基本的に『HOD』といえばシリアスな世界観とキャラクターたち、物語で統一されていました。しかし、『HOD: OK』では大きく方針転換。B級ホラー路線へ踏み出したほか、ゲームシステム部分にも成長要素やヘッドショット判定などにメスが入れられました。
と、ここまでは前振りで、『HOD: OK』が斬新だったのはいわゆるfour-letter word、つまりFから始まる例の単語を連呼しまくった点です。具体的には189回(情報元と思われるSEGAの公式ブログは404済み)。さらに、それが物語上重要な位置づけになっているという凄まじさです。のちに『Mafia 2』へ王座を明け渡し、また現状さらなる「ファ」ゲームが出ている可能性もありますが、ともあれF***の魁、パイオニアとして知られるゲームなのです。
つまり、最大の謎はAppStoreに『HOD: OK- The Lost Reels』が存在していることそのものなのです。一体どうやって厳正なApple審査を通過したのか、何かしら特殊な技法があったのか、それとも高貴な四文字語に対応する何かを発明したのか、興味は尽きません。早速購入してプレイしてみたいと思います。
【ご参考: 『Mafia 2』の場合】
(ソース: iTunes, Achievementhunter via Joystiq)【関連記事】N64の開発中止タイトル『Twelve Tales: Conker 64』のゲームプレイ映像が公開
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