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先月『ドラクエ』イベントについてお伝えしたように、ニコニコ生放送界隈では特定のシリーズ作品を各タイトルごとにプレイヤーを分け、チームでスピードを競う駅伝イベントが定期的に開催されています。明後日4月28日(日) 2時から開催されるのは『ロマンシング サ・ガ』シリーズ駅伝。2010年11月からおよそ2年半ぶりの開催です。
まず、「それってタイムアタックするようなものなの?」という向きが大多数かと思われますが、『ロマサガ』シリーズRTAも伝統と格式あるアートです。ニコ生記録に登録されている最高成績は、『1』が56分27秒・『2』が1時間56分41秒・『3』が1時間53分48秒・『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』(グレイ編)が3時間16分20秒。人類の叡智が込められたレコードたちです。
本大会のレギュレーションは、基本的に上述の記録が叩きだされた際のものと同様。とくに『1』と『2』は"いきなりエンディング"系の致命的なバグが存在しています(具体的には「レイディバグ」や「マップチェンジバグ」など)が、それらの使用は禁止。「メモリに影響を及ぼすバグ技は使用禁止」と定義されています。また、『3』でも「グゥエインバグ」と呼ばれるテクニックを使った場合は重いペナルティが課せられます。ほかには、『ミンサガ』以外にはリセット1回につき一定量タイムの罰則あり。
一方で制限がないのが、状況再現法。リセットや電源オンなどからあらかじめ準備しておいた入力を忠実に再現することで、最適な結果を得るテクニックです。古くは電源パターン(電パ)などと呼ばれた、乱数調整の一種。ようするに人力でTASさんを召喚するわけですが、その理論の成立過程に屍山血河があったことは想像に難くありません。
そのほか、実機のみ(エミュレーター禁止)、『ミンサガ』ではHDD使用禁止(ロード時間が短縮されるため)、選択キャラクターごとにハンディキャップなど、個別にルールが定められています。詳細はリンク先ルールページをご参照ください。同Wikiでは各作品の攻略チャートも公開されています。
「JRPG」シーンがなんだか賑やかな今日このごろ、20代~30代のゲーマーならば『ロマサガ』シリーズ、そして近年まれにみる良リメイク『ミンサガ』のいずれかを触ったことのある方は多いでしょう。クリアに何十時間もかけたあの作品がわずか数時間で攻略されていく様子、またはクリアできるという事実を確認したい方は当日要チェックです。
※イメージを差し替えました。関係各位にご迷惑おかけしましたことをお詫び申し上げます。
※誤字を修正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。
(ソース: ニコニコ生放送, ロマサガ駅伝Wiki)【関連記事】『ドラゴンクエスト』ロトシリーズ駅伝大会が本日正午から開催、ドラクエI・II・IIIでリレー方式RTA
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