続々とValveタイトルの正式対応が決定している“Oculus Rift”をはじめ、次世代型ゲームガジェットが続々と登場していますが、新たにモーションキャプチャーとコントロールシステムを一体化した“Mad Genius Controllers”のプロトタイプ映像が披露され密かに話題を呼んでいます。
“Mad Genius Controller”は、スタンダードなコントローラー操作に加えセンシティブなモーションコントロールにも対応し、プラスマイナス1/100という非常に高精度なトラッキングシステムを持ちあわせているそう。デモとして披露されている『The Elder Scroll V: Skyrim』ではプレイヤーの動きに合わせてキャラクターが移動しジャンプや攻撃、しゃがみといった動作もスムーズに反映している事が確認出来ます。
コントローラーを2つに分離させて使用出来るのも本機の特徴。『Skyrim』では盾を構えながらの近接攻撃や弓を射る動作が例として紹介され、過去にソニーが特許を申請していたという ハイブリッドコントローラーが違う形で実現したと言っても過言でも無いかもしれません。
また、今回のデモではXbox 360が使用されていますがPS3、Wii、PCといった主要プラットフォームはじめ、初代プレイステーションやそれ以前にリリースされたレトロハードでも使用する事が出来るのだとか。チームは新たなテスト映像として『Halo』のデモも製作中との事で『Skyrim』とは段違いの激しいアクションが要求されるFPSの操作感にも注目が集まります。
まさに、Wiiリモコン+Kinect+Moveの要素を1つに詰め込んだ様な本コントローラー。近日中にはワイヤレスコントローラーの実現を目標にしたKickstarterプロジェクトも立ち上げ予定となっているそうなので、興味を持った方は出資を検討してみてはいかがでしょうか。(ソース: Mad Genius Controller)
【関連記事】モーションコントローラーで戦うリアル剣闘ゲーム『CLANG』がSteam Greenlightに登場
ソニーが2つに分離可能なハイブリッドコントローラの特許を申請していた
リアルの動きまで再現した銃型コントローラー、Kickstarterで出資者を募集
Valve、『TF2』に続いて『Half-Life 2』をVRヘッドセット“Oculus Rift”に公式対応