次世代機となるPS4にて『リリィベルガモ』をリリースする、グラスホッパー・マニファクチュアが、「東京ゲームショウ2013」のステージイベントにて、大々的に人材募集の告知を実施しました。
数々の情報や制作の意気込みなどが伝えられた『リリィ・ベルガモ』スペシャルステージ終了直後に、スクリーンに大きく映し出されたのは「秋の人材募集スペシャル!!」の文字。スケジュールに記載されていないイベントが開始されたことで、記者陣から観覧者まで一同驚きの表情を隠せませんでした。
そんなサプライズと共に、司会の方や同社を率いる須田剛一氏、開発本部長の石川周志氏が登壇し、このイベントの説明へと移りました。まず、なぜ東京ゲームショウで人材募集を行おうと思ったのかという質問に、「東京ゲームショウは人がたくさんくるので、いいんじゃないかな」と須田氏がフランクに答えてくれます。
また石川氏が、「(『リリィ・ベルガモ』が)次世代機でのリリースなので、人が足りないと相談していたところ、ここで募集しようかという話になりまして」と詳しく事情を解説し、このイベントがジョークなどではなく、本気で人材を募集しているのだと確信が持てました。
本気の募集なのであれば、応募する側からすればどのような企業体質なのかは気になるところ。司会者が「せっかく就職したのに、入ってみたら「例の」企業体質だった、そんな経験は誰にでもありますよね」と前置きし、同社の企業体質がどうなっているのか訊ねたところ、須田氏は「恋愛体質です」と断言。「だから働きやすいんじゃないですか?」との石川氏の発言も続き、さきほどの確信が若干揺らいでしまいます。
そんな不安を感じ取ったのか否か、ここから同社が企業アピールを開始しました。「ここが最高グラスホッパー!!」と題し、クリエイターに対し利点を強くアピールし始めます。そのひとつめは「世界中にファンがいて困る」。本当に困ってるわけではないですけどね、と笑いながら、同社が関わった作品のリストが表示されます。
『シルバー事件』に始まり、ユーザーの度肝を抜いた『Killer7』や『ノーモア★ヒーローズ』シリーズ、ロックオンが爽快なSTG『解放少女』に最新作『KILLER IS DEAD』など、21作品ものタイトルが勢揃い。広く愛されたものから、未だにユーザーが語り継ぐ名作まで、多方面に活躍した実績がリストとして示されていました。
続いてのアピールは、「福利厚生が充実していて困る」。困ることは一切ない気がしますが、映し出された映像はまるでカフェと見まごうような部屋の一角。さらに、国家資格を持つ指圧マッサージ師がいるマッサージルームもあるとのこと。やはり本気でスタッフを募集しているようです。
そして第3のアピールポイントとして提示されたのは、「天井がやたら高い」。あれ? なんだかまた雲行きが怪しいような。しかも天井の高さを推す理由は「かっこいい!」。確かに低いよりかはいいと思いますし、公開された映像を見れば、高いのも間違いありません。間違いではないんですが…。
引き続いて紹介されたのは「会議室からの夜景が綺麗」。これはちょっと嬉しい点ですね。映像でも確かに、高速を伺う見事な夜景が映えています。中央に大きく「ぢ」の看板があること以外は。…狙ってますよね、これ。
ですが、本気の募集らしく「勤務時間の徹底」や「椅子がいい(アーロンチェアの完備)」などの魅力的な提示もなされているので、不安を感じた方もご安心を。石川氏によれば、「勤務時間の管理はしっかり行っていて、定時は10時6時」と嬉しいコメントも。また「女性がウチに勤めると、もれなく丸の内OLになれる」という、ピンポイント過ぎる特典も明かされました。
この他にも、サウンドデザイナーとして名を馳せている「山岡晃は怖くない」や、社内では現在NINTENDO64ブームが到来中という「ゲームで遊ぶことも大事な仕事だ」など、大事なのかそうではないのか、判断に悩む項目も多々公表されました。
会場の空気を察したのか、司会の方が最後に「この募集は本気です」と念を押すように繰り返し、同社らしいユニークさを醸し出しながらも、本当にスタッフを募集しているとの事実を明確に打ち出してくれました。
今後、次世代機に向けて意欲的にリリースする構えを見せ、「世界を驚かせるゲームを作りたい人、ぜひ応募してください」と締めくくったグラスホッパー・マニュファクチュア。募集職種は「ゲームデザイン」「プログラマー」「プログラム」「サウンド」の4職となり、それぞれのカテゴリーでさらに細かく分かれています。詳しくは、スタッフ募集サイトをご覧ください。(URL:http://www.grasshopper.co.jp/newprojectstaff/)
最後にもう一度繰り返します。このたびの募集は、本当に行っているものです。興味のある方は、一考されてみてはいかがでしょうか。天井高いですよ。
【東京ゲームショウ2013】「天井がやたら高い」グラスホッパー・マニュファクチュアが、本気のスタッフ募集 ─ 福利厚生の充実から、「山岡晃は怖くない」まで
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