気になる*Spark 『Crypt of the NecroDancer』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

気になる*Spark 『Crypt of the NecroDancer』

Game*Sparkのスタッフが気になるタイトルをピックアップしてご紹介する“気になる*Spark”。今回はローグライクゲームとリズムゲームを融合した“ハードコアローグライクリズムゲーム”のジャンルを謳う異色作『Crypt of the NecroDancer』をご紹介します。

ニュース 最新ニュース
気になる*Spark 『Crypt of the NecroDancer』
  • 気になる*Spark 『Crypt of the NecroDancer』
  • 気になる*Spark 『Crypt of the NecroDancer』
  • 気になる*Spark 『Crypt of the NecroDancer』
  • 気になる*Spark 『Crypt of the NecroDancer』
  • 気になる*Spark 『Crypt of the NecroDancer』


Game*Sparkのスタッフが気になるタイトルをピックアップしてご紹介する“気になる*Spark”。今回はローグライクゲームとリズムゲームを融合した“ハードコアローグライクリズムゲーム”のジャンルを謳う異色作『Crypt of the NecroDancer』をご紹介します。

ジャンル名の中に引用された『ローグ』と言えば1980年にUnix向けに登場した“ダンジョンの自動生成”を特徴としたコンピューターRPG。これに端を発して現在はローグの源流を汲む『Diablo』シリーズや『FTL』など、高い難易度やランダムな展開により恒久的に発生する死から一見さんお断りな佇まいのある、主にコアなゲーマーに強く支持されているジャンルとして位置付けられている内容でもあります。

一方、このゲームはその対極に位置するであろう広い間口でプレイヤーを迎える“リズムゲーム”を同ジャンルに融合させるという異色な組み合わせを目指したもの。この相反するジャンルがどのような化学反応を生み出しているのか、それではゲームの内容の方を見ていきましょう。


本作が実現しているゲームプレイはとてもユニークなシステムで、音楽のビートに合わせて移動や攻撃などを行うというもの。ビートから外れてボタンを入力した場合はアクションを起こすことは出来ず、常にリズムを感じ取りながらプレイするスタイルとなります。操作方法は上、下、左、右のみの非常にシンプルな設計で、攻撃は敵に接している状態でその方向にキーを入力することで発生。また魔法の詠唱などはキーの同時押しとなり、ファイヤボールの場合は左と右のキーを同時に押すことで繰り出すことが出来るといった具合。

この4方向のシンプルな操作システムから既にお気づきの方も居るかと思いますが、操作はキーボードやゲームパッドに加え、ダンスダンスレボリューションのマット型コントローラーにも対応、ビートに合わせてプレイする様はまさにリズムゲームといった趣です。


本作で特に重要な位置付けとなる音楽を製作するのは『Canabalt』や『Super Meat Boy』『The Binding of Isaac』のサウンドを担当した実績を持つDanny Baranowsky氏。同氏の軽快なサウンドで楽しむ以外にも、独自のビート検出アルゴリズムにより、自身のMP3ライブラリから好きな曲でプレイすることも可能となっているそうです。

この様な独特なリズムシステムを取り入れている本作ですが、ローグライクの部分についてもランダム生成ダンジョンやモンスターとの戦闘、宝の探索といった同ジャンルの要所は押さえたものに。本作のプログラムを手掛けているRyan Clark氏は、難しい印象のあるローグライクをより手軽にプレイ出来るゲームの製作を目指していると伝えています。

また、ハードな難易度を提供しながらもプレイを重ねる事で上達が感じられる『Spelunky』の影響を受けている事を同氏は語り、同作でたとえ死んだとしても、それは自分の失敗であると理解できると説明。ゲームはフェアであるべきとして、昔ながらのローグライクゲームに存在していたランダムに生成された避けられない状況による理不尽な死などではなく、自身のミスによるものである事が必要と本作が重視する部分についてコメントしています。


ターンベースの本質を残しつつも、限られる思考時間にプレイヤーのスキルが問われるゲーム性を目指したという本作。ローグライクリズムゲームという新たなジャンルの登場が待ち遠しい一作です、本作はSteam(PC/Mac)を対象に2013年に配信が予定されています。

《Round.D》


【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 【1,980円→0円】モンスター収集オープンワールドRPG『Cassette Beasts』年末第11弾!ホリデーセール中のEpic Gamesストアにて無料配布―12月29日午前1時まで

    【1,980円→0円】モンスター収集オープンワールドRPG『Cassette Beasts』年末第11弾!ホリデーセール中のEpic Gamesストアにて無料配布―12月29日午前1時まで

  2. 「ゲーム史上最悪」と酷評…元『GTA』プロデューサーの新作『MindsEye』がMetacriticで2025年ワーストゲームに

    「ゲーム史上最悪」と酷評…元『GTA』プロデューサーの新作『MindsEye』がMetacriticで2025年ワーストゲームに

  3. 【1,260円→0円】2人協力専用ADV『We Were Here Together』年末第10弾!ホリデーセール中のEpic Gamesストアにて無料配布。12月28日午前1時まで

    【1,260円→0円】2人協力専用ADV『We Were Here Together』年末第10弾!ホリデーセール中のEpic Gamesストアにて無料配布。12月28日午前1時まで

  4. Amazonプライム会員なら初代『Fallout』&『Fallout 2』が無料!不朽の名作が1月27日まで遊べる

  5. 【4,100円→0円】高評価探偵RPG『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』年末第9弾!ホリデーセール中のEpic Gamesストアにて無料配布。12月27日午前1時まで

  6. 日本語対応・超自由な宇宙生活シムがSteamウィンターセールで90%引き最安値!

  7. 『Clair Obscur: Expedition 33』GOTY剥奪後、繰り上げ受賞の『Blue Prince』パブリッシャーが「AI不使用」を明言

  8. クリスマスにまだ間に合う!『ドラクエIII』『エルデンリング』3,278円、『ナイトレイン』3,828円、『メタファー:リファンタジオ』2,728円など、ゲオのセールを現地調査

  9. 『Fallout』Vault生活がリアリティショーに!?『Fallout Shelter』テーマの番組が製作中の噂

  10. 『Clair Obscur: Expedition 33』は「すべて人間が作った」。生成AI使用で「GOTY」剥奪に関し弁明

アクセスランキングをもっと見る

page top