売上高及び営業収入は979億2800万円(前年同期比8.2%減)。営業利益は37億7100万円(前年同期比70.0%減)。税引前四半期純利益は42億1700万円(前年同期比63.3%減)。株主に帰属する四半期純利益は20億1600万円(前年同期比71.0%減)と、いずれも前年同期より減益傾向にあることがうかがえます。
ゲームなどの事業を中心とする「デジタルエンタテインメント事業」では、『ドラゴンコレクション』、『戦国コレクション』、『プロ野球ドリームナイン』シリーズ、『ワールドサッカーコレクション』シリーズ、『クローズ×WORST~最強伝説~』などをはじめとするソーシャルコンテンツが引き続き堅調に推移して収益に貢献。新規タイトルでは『クローズ×WORST~打威鳴舞斗~』、『戦コレ絆クロス』を国内市場向けに、『Star Wars : Force Collection (スター・ウォーズ フォース コレクション)』をアメリカやイギリスをはじめとする30カ国以上の海外市場向けに配信を開始し、好評を博しています。
家庭用ゲームソフトでは、『METAL GEAR SOLID THE LEGACY COLLECTION』が国内外で堅調に推移したほか、『ウイニングイレブン』シリーズの最新作『ワールドサッカー ウイニングイレブン2014』が発売され、順調に推移。業務用アミューズメント機器では、「e-AMUSEMENT Participation」タイトルや大型マスメダルゲームの安定した稼働により、継続的な収益の獲得に貢献しているほか、『麻雀格闘倶楽部』シリーズでは、アミューズメント機器との連動機能を搭載したスマートフォン向けアプリ『麻雀格闘倶楽部Sp』の配信が開始され、相乗効果による収益拡大に努めているとのこと。
グローバルに展開する「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズは、各地域で安定した人気に支えられ、引き続き堅調に推移し、収益に貢献。月刊少年誌での漫画連載やスマートフォンアプリとの連動等により好評を博している『モンスター烈伝 オレカバトル』や『ドラゴンコレクション シシトウ団の野望』については、アニメ化の発表等で注目を集める等、同タイトルのコンテンツ価値の最大化に努めているとのことです。
これらから、「デジタルエンタテインメント事業」における当第2四半期連結累計期間の売上高は446億2000万円(前年同期比15.3%減)となりました。
コナミは、エンタテインメント市場において、スマートフォン・タブレット端末の急速な普及によるモバイル端末の性能の進化や通信インフラの発達に伴い、ゲームプラットフォームは更に多様化が進むと共に、次世代ゲーム機も発表され、ゲーム業界におけるビジネスチャンスは拡大を続けているとの見解を示しています。
国内市場では、景気の先行きに不透明感はあるものの、円安による輸出環境の改善、経済・金融政策の効果に対する期待感に加え、東京でのオリンピック開催決定による高揚感等から、個人消費にも明るい兆しがあるとしています。コナミグループのスポーツ事業への貢献に加えて、スポーツゲームジャンルの開発・販売を得意とする同社の東京オリンピック開催への期待感もうかがえます。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ニュース アクセスランキング
-
ダンジョンRPG『エルミナージュ』家庭用シリーズ第1弾は『エルミナージュ オリジナル』に決定!発売時期は2025年夏、ゲーム画面や詳細は3月下旬に公開へ
-
【PC版無料配布開始】魔法が自作できる見下ろしアクションADV『ミストラリアの魔術師』Epic Gamesストアにて
-
「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発
-
『Elona 2』開発元が原作者との契約資料を公開―開発におけるIPの独占的、永久的利用を許諾する内容明かされる
-
3DダンジョンRPG名作『エルミナージュ』シリーズ、現行家庭用機で復活!第一弾は2025年初夏予定―続報は2月の中旬すぎに
-
『モンハンワイルズ』のキャラメイクは「顔テクスチャ」が決め手!あえてデフォルト顔を使って、“美人”のコツを紹介
-
【大喜利】『ゲームキャラが書いた謝罪文にありがちなこと』回答募集中!
-
「人気フリーゲーム後継作」原作者の意思に反した宣伝で揺れる『Elona 2』事態のさらなる説明へ―モバイルにおける「グローバルな専有使用権」契約詳細が焦点に
-
傑作DRPG『エルミナージュ』シリーズのさらなる展開、PC・家庭用移植が始動!ただしほぼ1からの開発に
-
Retro-Bitがファン翻訳“盗用”を認める―レトロゲーム復刻版4タイトルで発覚、今後のリリースは一時保留