『Half-Life 2』Mod時代の『Faceless』
かつては『Half-Life 2』のMod作品「Slender: Source」として開発が進められ、現在はGreenlightを通過しSteamでのリリースが決定しているスレンダーマンゲーム『Faceless』。当初は無料のMod作品としてリリースされる予定だった同作ですが、Valveの提案などを受け有料タイトルの販売へと切り替えることが開発チームより明らかにされました。
プロジェクトリードのAdam"Sklarlight"Sklar氏を中心に開発が進められている『Faceless』は、海外の都市伝説である「スレンダーマン」を題材にしたCo-opアクションタイトル。内容は4人のプレイヤーが協力してマップ上の引きちぎられた4つの人形を集めつつスレンダーマンから逃走するというもので、バラバラに配置されたプレイヤーのスタート地点や、両者が近づかないとボイスチャットが出来ない仕様などユニークなデザインが採用されています。
海外メディアIndie Statikを通してSklar氏は、Valveから『Faceless』を商用タイトルとしてリリースしないか提案があったものの一度は断ったと告白。しかしその後、開発チームとどうすればより良いゲームを作り上げることが出来るかミーティングを行い、最終的にゲームの有料販売を決定したと語っています。Valveの提案以外にも『The Stanley Parable』や『Black Mesa』といった『Half-Life 2』関連の成功タイトルもSklar氏らに影響を与えたようです。
なおSklar氏によれば今後『Faceless』はMod作品では無くなるため、Valveのアセットは利用せず完全に作り変えられた状態でリリースされるとのこと。協力型のホラーゲームと言えば『バイオハザード アウトブレイク』などを想起するところですが、果たしてどのような協力型のスレンダーマンゲームに仕上がるのか、今後の続報に注目です。