Refactored Gamesが開発を進めている惑星入植シミュレーションゲーム『Unclaimed World』が、Steamで配信して欲しいタイトルを推挙するSteam Greenlightに登場しました。同作は2010年頃から開発が密かに進められてきたタイトルで、Greenlightでの登場にあわせアルファゲームプレイトレイラーも公開されています。
入植者たちを率いて惑星Tau Cetiを開拓するというRTS/シムジャンルの『Unclaimed World』。プレイヤーは個々の生存者に指令を与えることが出来ませんが、代わりに惑星で集まった資材にて様々な道具や施設を作り出したり、「Pioneer Planning Unit」と名付けられた各種ユニットを使用していくことが可能で、彼らが安全かつ健康的に生き延びていける住処を作り出さなければなりません。
資源の採集や惑星に住む生物の狩りに始まり、アイテムの作製やツールの使用、未知の資源の研究や疲弊した道具や拠点の修理。移植者たちは睡眠や休息、もちろん食事も必要であり、さらに危険な惑星生物から武器やトラップを配備して彼らを守らなければなりません。これ以外にも、将来的には農耕や採鉱や漁業、車およびホバークラフト飛行機といった移動手段など様々な新規要素も実装予定とされています。
ゲーム中の美しい昼夜サイクルが確認できるトレイラー
西暦2080年にアトランティス海へと小惑星が落下し、後に続く大災害によって5億人以上の人々が死んでしまった未来の地球。関係諸国は野生生物の存在が確認された太陽系付近の惑星Tau Cetiに、予備の人類の住処としてコロニーを作り出すことを決意し、2130年には各界から集められた2,100人の有能なメンバー達を載せたスターシップExigenceを発進させます。
しかしTau Cetiへの長い航海の間、地球は天災や人間による災害のリスクを防ぐため、システム「The Solar」が全ての思想や行動を監視する監視社会へと発展。その結果、安全性の高いロボットに仕事を奪われた人々は暇に溢れた日々を送るようになり、バーチャル世界へ没頭するようになってしまいます。2238年、スターシップExigenceが惑星Tau Cetiに到着した際には、人類の予備の住処を見つけ出すことなど、もはや地球人にとってはどうでも良い事案と化していました。
ミッション本来の意味を失いつつもExigenceは惑星The Cetiへと入植を開始。先遣チームが安全を確認した上で入植者を母船から招いたところ、突如アリ塚から出現した昆虫のような生物たちの大襲撃により移民船は着陸に失敗。プレイヤーは辛くも生存した入植者たちを率いて、限られた資源を使いこのTau Cetiを生き延びていかなければなりません。
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2014年初頭にもPCへ向け無料のアルファ版が提供され、後に有料版がリリース予定の『Unclaimed World』。一見すると絵面は少し地味ですが、シミュレーション好きならチェックしておいて間違いなさそうな雰囲気を放っており、期待が持てそうです。