売上高752億2100万円(前年同期比 3.5%増)、営業利益85億2100万円(前年同期比 13.4%減)、経常利益92億5100万円(前年同期比 8.0%減)、純利益59億5700万円(前年同期比 10.3%減)となりました。
同社は、昨年9月に3DSソフト『モンスターハンター 4』を投入し、発売初日から全国の主要販売店で長蛇の列ができるなどの爆発的な人気を博しました。同タイトルは、400万本を超えるヒット作となり、シリーズ累計販売本数も2,800万本を突破しています。また、外部環境の変化に対応するため、海外を中心に開発委託の削減を推進。内作比率を高め、開発体制の再編による指揮命令系統や責任の明確化、意思決定の迅速化などにより、開発プロセスや収益管理の改善に取り組んだとのことです。昨秋に東京、大阪など全国5都市で開催した「モンスターハンターフェスタ'13」には、合計5万人近いファンが来場。今年の2月にはテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」との連携により、「モンスターハンター・ザ・リアル 2014」が開催されるなど、ブランド展開に弾みを付けていくとのことです。
デジタルコンテンツ事業では、目玉タイトル『モンスターハンター 4』が一種の社会現象と言われるほどの大旋風を巻き起こしたほか、PS3/Xbox 360ソフト『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』が順調に販売を伸ばしています。また、欧米に照準を合わせたXbox Oneソフト『デッドライジング』、PS3/Xbox 360/PCソフト『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』に加え、3DSソフト『逆転裁判5』も、おおむね計画通りに推移。さらに、『モンスターハンター 4』のダウンロード版が堅調な売行きとなりました。
海外向けの『ダックテイルズ』も、予想以上に好伸。一方、海外をターゲットにしたPS3/Xbox 360ソフト『ロスト プラネット 3』は苦戦を強いられました。オンラインゲームのPS3/Wii U/Xbox 360/PCソフト『モンスターハンター フロンティア G』は、底堅く展開。事業領域の拡大を図るため、台湾にて配信を開始したブラウザゲーム『鬼武者Soul』は、人気ランキング1位となるなど脚光を浴びました。ビーラインブランドの主力タイトル『スマーフ・ビレッジ』では、安定した収入を得ています。しかし、モバイルコンテンツは、『モンハン 大狩猟クエスト』が健闘するも、有力タイトルの不足や熾烈な競争環境から、軟調に推移する結果となっています。
アミューズメント施設事業では、新規顧客の開拓に注力したほか、コアユーザーやリピーター、ファミリー層など、広範な利用者の取り込みに努めたとのことです。しかし、けん引機種の不足や競合娯楽との競争激化、天候不順などから客足が伸び悩みました。アミューズメント機器事業は、業務用機器部門の新型メダルゲーム機『マリオパーティ ふしぎのコロコロキャッチャー 2』が堅調に推移したとのことです。
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