先日、突然のプロジェクト離脱宣言でファンを驚かせた『DayZ』作者Dean Hall氏ですが、最大で年末まで指揮を執ると伝えたスタンドアロン版の次期アップデートへ向けての開発状況を公式ブログにて報告しています。
- ライティングの改善
視覚的観点だけでなく、ゲームプレイ観点からインゲームライティングの改善に取り組んでいる。まだHDRの微調整が必要だが、フラッシュライトやピストルトーチなどの光源が昼間にも光を放つようになっている。 - 物理挙動
まだ初期段階だが物理挙動のミドルウェアを導入し、アイテムを投げたりラグドールが可能に。 - コンテナ
冷蔵庫のようなアイテムを格納したり取り出したりできるようなワールドアイテム。 - 弓矢
プログラマの1人が弓矢に取り組んでいる。進行状況は好調。 - アニメーション
アニメーションチームは新たな遷移と近接武器の新しい方式に取り組んでいる。ヒット検出はアイテムの位置から行われており、プレイヤーは狙った場所に当てやすくなる。 - 新たなマップアップデート
マップチームは建物内におけるコリジョン問題の修正や新たな建物を追加するためにアーティストと協力している。既存の街の修正だけでなく、警察署や新しいヘルスセンターの建物を追加した。現在は全ての建物で分捕品がスポーンするのを確実にするために取り組んでいる。 - 天候
全てのクライアントで同期し、プレイヤーは皆同じ天候を体験する。雨で衣服が濡れたり湿ったりする。現時点で殆ど効果を持っていないものの、長期的には確実にその先に行く。 - 狩りと料理
狩りの経験を持つアーティストやプログラマー、デザイナーのチームが動物の行動や狩りに取り組んでいる。また、サバイバルの要素を最大限にするため、料理やキャンプファイヤーに焦点を当てている。 - デシンク
多数報告されている内の1つがデシンクの問題であり、チームはこれに取り組んでいる。DayZは使用している帯域幅の量によりインベントリのメッセージが非保証で送信される。幾つかの修正は行っているが、長期的な目標は保証されたメッセージシステムを持つ事。これは継続した作業になる。 - ゾンビ
ゾンビは活発な開発箇所。ゾンビの量を増やすとともに屋内での衝突検出を改善したい。これは新しいチームの作業の1つとなる。またプレイヤーのリスポーンに使用した最適化の幾つかを用いてゾンビのリスポーンシステムに取り組んでいる。ゾンビがプレイヤーの目の前にスポーンしたりしないよう時間を掛けて取り組んでいる。 - 持続的なオブジェクト
幾つかの物をサーバーリスポーンを介して持続的にし、正確な位置を保存したい。例えばバックパックやメモが書かれた紙、バリケードが搭載された時には木や木のバリケードなど。 - 乗り物
乗り物の要素を早くに実装できた場合、ゲームバランスが崩れてしまいその他のゲームプレイ要素に影響を与えてしまう可能性がある。そのため、実装する場合は自転車のような遅い乗り物から始める。その後より複数の車両を実装予定。その際はバッテリーや点火プラグなど多くの分解可能パーツを持つだろう。
これらの要素がいつ頃実装されるかは未定ですが、なるべく早い段階で実装して欲しいですね(特にゾンビの屋内衝突検出は……)。