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Telltale GamesとGearbox Studiosが共同開発中のアドベンチャー『Tales from the Borderlands』。昨年12月のVGXにて発表され開発中であること以外の情報が出てこなかった本作ですが、先日開催されたSXSWで作品のディテールが発表されました。
エピソード形式のアドベンチャーとして開発されている本作。その主人公となるのは、サイバネティック手術により体の一部を機械化しているハイペリオン社の社員「Rhys」と身なりの良い女詐欺師「Fiona」で、物語は従来通り、惑星パンドラを舞台に展開されます。Vault Hunterにフォーカスした英雄譚ではなく、惑星に暮らす住民に焦点を当てたものになるとのこと。ストーリーは『Borderlands 2』の後を描いており、過去に登場したキャラクター達も登場するようです。
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「Fiona」と「Rhys」二人の立場から描かれる物語は、嘘や誇張混じりで進行され、双方の物語に矛盾が生じてしまうというもの。プレイヤーは実際に起ったことをプレイするのではなく、この誇張された物語をプレイしていくことになります。また、2人の主人公は、それぞれ特殊なスキルを持っており「Fiona」は催眠術や詐欺のテクニックを使い、「Rhys」は機械化された腕でのハッキングを得意としています。
雰囲気を伝える特徴として、『The Walking Dead』では、2つの悪い選択肢の内、マシな方を選択していましたが『Tales from the Borderlands』では、貪欲に生きる人を描いており、2つの良い選択肢から、より良い方を選択するという欲望に満ちた行動を行います。また、Telltaleが手がける『The Walking Dead』や『The Wolf Among Us』で表現していた暗いトーンとは異なり、『Borderlands』らしいユーモアをしっかりと表現するとのこと。同社のタイトルで言えば『Sam & Max』に近いと説明しています。
VGXにて公開されたアナウンストレイラー
いよいよその内容が明らかになった『Tales from the Borderlands』。特徴的な2人の物語がどのように展開するのか、トレイラーに登場した電子化されたジャックなど気になる所はまだまだ盛りだくさん。これからの情報に注目です。