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本日をもってXbox One版が発売国全てでリリース日を迎え、高いメタスコアで進撃中の『Titanfall』ですが、開発初期の段階では同コンソールでの運用は予定されていなかったことが開発者によって明かされました。
- "もともとXbox Oneバージョンは考えてなかったんです"
そう語るのは、開発元Respawn Entertainmentのリードエンジニア、Richard Baker氏。海外サイトDigital Foundryとの対談で当時の制作事情を振り返り、コンソール版の最適化が最終的にPC版へつながったと述べています。
- "Xbox One向けの開発がPC版を大幅に改善させたのは明確です。DX11と64-bitへ移行させた苦労の甲斐がありました。こういうことって将来的にも続くと思うんですよ。さらにハイエンドのグラフィックカードがこれからもっと多くのことを可能にしていく中で、特にPC版に言えることなんですが、妨げの多くはCPUなんです。一方で、DX11は以前のCPUよりもずっと多くの処理をGPUに任せることができるんです"
以前、同社はローンチ後の画質やその他パフォーマンス向上を狙って、Xbox Oneタイトル最適化への取り組みを続ける意向を示していました。Baker氏いわく、仕上がりの画質についてはコメントできないが、Xbox 360版に関して言えばデベロッパーのBluepoint Gamesがフレームレート向上に今も努めているとのことです。
- "実際、私たちはほぼ毎日テストプレイしてますよ。Bluepointが開発しているから我々はほとんど任せきりだし、技術的な決定権も彼らが持っています。特徴的に同一であるという点で、相当近いものがあるんです。それで彼らはずっとフレームレートの向上に取り組んでいるんです。画質については定かでないですけどね…… 日々進化していますよ"
またそれ以前に、同社の代表、Vince Zampella氏は、3月25日のXbox 360版リリースに向けてBluepointが移植作業に掛かっていることに触れ、両バージョンを可能な限り似通ったものに仕上げることこそがゴールであると説明しています。
Xbox 360版『Titanfall』は北米で3月25日に、欧州で3月28日に、国内では3月27日にリリース予定です。